−俺屍版とは何ぞや?
そもそも「俺屍」とは1999年にSCEから発売されたPS用ソフト「俺の屍を越えてゆけ」の事です。
舞台は平安時代後期の京。
世には朱点童子を頭目とした鬼が跋扈しており、京の都は衰退の一途。
そんな鬼どもの頭目朱点を討ち果たさんとする一族の物語です。
先ず。
一族には二つの呪いが諸々の理由で朱点童子によってかけられてます。
一つは短命の呪い。
一族の人間は常人の何倍もの早さで成長し、短くて一年五ヶ月、長くて二年しか生きられません。
二つ目は断絶の呪い。
人と交わり子を残す事が出来ません。
だけれど一代二代で朱点を倒せる程、一族は強くありません。
じゃあ、どうするかと言うと。
天界の神さん達が協力してくれるんだってさー、てな展開になります。
即ち、神さん達と交わって子供を残していきます。
一族は代を重ねて重ねて強くなっていき、いずれは朱点を討ち果たす程になります。
他にも色々あるけれど、まぁ、そんな感じです。
俺屍版とは。
うっかりそんな設定をくっつけられちゃった佐藤と蓉子さまのお話です。
他のみんなも出るでよー。
−山百合一族紹介。
聖………何代目かの当主。槍使い。乃梨子の養親。髪は色素が限りなく薄く、白髪に見えるけどちゃんとした水髪。火目水肌。
基本的に当主の仕事はさぼる。姿絵屋に通う。散歩に行くと言っては迷子になる。そして蓉子に叱られる。
蓉子にとても懐いているが構ってもらえないと不貞腐れる。ある意味、一番手の掛かる子供。
江利子には「天狗面」と呼ばれる。一時期、貴族達からは其の風貌からか「白鬼」と呼ばれていた事もあるらしい。
餡子などの甘いものは苦手だが、特定の“甘いもの”は大好物。寧ろ、主食にしたい。
現にそれが無ければ其の生は早い段階で切られていたかも知れない。最期の最期まで自分の我侭を押し貫いた。
小さい頃は無口で仏頂面、挙句人見知り人嫌い家嫌い、可愛げなぞありゃしない子供だった。
誰かに冷たい手で首を絞められる悪夢に苦しめられ、本当は一人で眠るのが怖かった。家出経験あり。
噛み癖がある。 “目”がとても良い。故に汚い部分が良く見えて浮世離れに拍車がかかる。
蓉子……拳法家。乃梨子の名付け親。見事なまでに黒に近い緑髪で風髪。土目水肌。名は芙蓉(蓮華)から。
当主の代わり兼、家のお財布締め係兼、聖の守り役。且つ聖のお嫁様。(イツ花談)
最年長者のせいか、家の中ではお母さん的立場に立たされる事があったり無かったり。部屋は四畳半の離れ。
何気に甘いもの好き。特に神馬堂のやきもちが好き。きんつばも好き。
そして自分は誰かにとってのとても“甘いもの”。うっかり主食にされそうな勢い。
子供の頃から真面目で、且つ、とても素直で良い子で、先代からは大いに可愛がられる。
聖が家に来た頃から一心にその面倒を見てきたが、姉の忘れ形見である祥子の狭間に立たされては大いに神経を磨り減らす。
それは結果的に彼女の心を磨耗させたのかも知れない。生とは即ち聖、と言っても全く過言では無い人生を送る。
先代曰く、安物じゃない平包。“耳”が“心”に繋がっている。故に一人で抱え込んで、傷ついている事もしばしば。
江利子…弓使い。子供は令と由乃の二人。聖が当主時の、山百合家一番の大人。土髪風目風肌。
今日も気ままに面白い事を求めては、とりあえず近場の親友二人で遊んでみたり、令を餌に由乃をからかってみたり。
一族一番の術使い。そして家族の中で最もオサレさん。聖には主に「でこ」と呼ばれる。
この人がいなかったら恐らく、いや、確実に、山百合家は潰れていたであろう。影の功労者。苦労人。
今では飄々としているが、子供の頃はわりと子供らしく、聖と家を吹っ飛ばしかねないくらいの喧嘩をした。
志摩子の術の師匠。志摩子と共有する時間は何気に長く、彼女の生の中で最も穏やかで且つ退屈な時間だったとも言えよう。
御手洗団子がお気に入り。“鼻”がとても利く。故に、蓉子の感情の行き先に逸早く気付く事になる。
祥子……蓉子の“妹”。勿論、実妹じゃない。薙刀士。火髪火目風肌。
基本的に姉には頭が上がらないが、当主に振り回されている姉もどうかと少し思わないでもない。祐巳大好き。
人と接することが少し苦手。当初、聖と蓉子に対しては複雑な感情を抱いていた。簡単に言えば反抗期。
姉の最期の刻まですら、其の前で素直になれる事は無かった。山百合家の稼ぎ頭。
令………江利子の“妹”であり実の子供。勿論、実妹でない。剣士。土髪水目土肌。後に風目に。
一に由乃、二に由乃。令ちゃんのばかーと言われてもへこたれ…る時もそりゃあるさ。けどやっぱり由乃溺愛。
子供の頃から素直で優しい。お花を愛でては、小さな命を踏み潰される事に心を痛める。
料理、裁縫、家事だったら何でも来い。祥子に同じく、山百合家の稼ぎ頭。
祐巳……祥子の“妹”。やっぱり、実妹ではなく。水髪土目風肌。
家に来た当初から当主に目をつけられる。祥子大好きっこ。蓉子には憧憬の念を抱いている、と言うか凄く大好き。
蓉子をほぼ独り占め状態にする聖に少しむかつく…けど、二人の関係までは推し量れてない。
後に、聖と蓉子に実の子供のように可愛がられていた事に気付く。
由乃……令の“妹”。うっかり父神違いの実妹。江利子の二人目の子。虚弱体質。水髪水目水肌。
後にある事が切欠で伽弱体質では無くなり、髪と肌の色も変わる事になる。
令ちゃんは令ちゃんでお姉さまとは呼ばない。江利子は天敵。なんだかんだで令ちゃんがこの世で一番好きよ。
志摩子…聖の“妹”。勿論、実妹じゃないですよ。
藤花の娘。乃梨子の名に漢字を当てた。きんつばが好き。
微妙に影が薄い。特に乃梨子が来る前は特に。でも来たら来たで二人の世界に行ってる事が多くてやっぱり影は薄い。
江利子の雷獅子と一族一番の術使いの名を引き継ぐ。実質、黄の流れを受け継いだ。
これは恐らく、姉よりも江利子と過ごす時間の方が長かった事による。
乃梨子…志摩子の“妹”。実妹じゃなかとです。
実は二条家から来た養子。便宜上、聖の養子とされているが、本質は聖と蓉子の子供。その証拠に名付け親は蓉子。
この子が家に来た時には上の二人はもう居ない。志摩子とは大の仲良し。しばしば二人の世界から戻ってこない。
瞳子……祐巳の妹。紅の後継。
最後の戦いではお留守番組。またも家族を見送る側になるが、同じ結果にはならなかった。
素直になれないのは、紅足る所以。
椿………薙刀士。蓉子のお姉さま。蓉子の名付け親。祥子の母。祥子の他にもう一人子供が居る。好飲料は梅昆布茶。花と言えば芙蓉。
聖に深く関わろうとする、或いは、関わっている妹の行く末とか、何かと気苦労が絶えない。
兄が当主時代の実質当主。何かと厳しい人。藤花に対してはとある事がしこりとなり、消える事は無かった。
本の虫で、昔は口が悪かったらしい。
藤花……槍使い。聖のお姉さま。志摩子の母。甘い物が大好き。薬は大嫌い。呼び名は“藤”。
聖の顔がお気に入り。蓉子の事もお気に入り。将来は聖の“嫁”にと本気で考えて、色々と施し、結果的に思惑通りになった。
聖、蓉子、そして江利子、三人の生をある意味、決定付けさせた張本人。
一寸いい加減だけどやる時はやる。かつては山百合家の暗部を受け持っていた。
優しくそして弱い姉を、誰よりも、慕っていた。
菊乃……弓使い。江利子のお姉さま。いじられ役。呼び名は“菊”
料理、裁縫、大得意。その血は確実に令に流れている。そして面白好きは江利子に。
口癖は「イカサマは死ぬまでばれなきゃ良いのよ」、のつもりだけど、実際はあんまり言ってない。でもってイカサマ出来る性質でも無い。
お団子大好き。底無し胃袋の持ち主。力も無駄に強い。その存在は椿と藤花にとって救いだった…らしい。
勇魚……拳法家。蓉子の父上。椿の兄上。真面目で、不器用。女心が真の意味で分かる事は無かった。
父と娘、同じ性質を持っていたが、娘とは違う選択をした。それが娘の人生を決定付けさせる結果を生む事になる。
いさな、と読む名の意味は「くじら」。
久遠……聖の母。藤花のお姉さま。心、弱き人。ただ一人を愛し、呪いと戦の中で生きていく心の支えとしていた。
ある事が切欠で男狂いとも呼べる行動を取るようになり、心を失ったまま子を生した。
くおん、と読む名の意味は不変、或いは遠い過去また未来を示す。漢語で言う「永遠」。
橙吾……菊乃の親父。女好き。だいご、と読む。
気が向いた日だけ、日記を付けていた模様。
イツ花…家のお手伝いさん。家事、近所付き合い、交神の儀、その他諸々の事を一族に代わってしてくれる。口癖は「バーンとぉ!」
設定増殖中。
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