−京の夏。(俺屍生き残り版聖蓉+α)





   あー、あーつーいー。


   そんな事ばかり言っていると。
   余計、暑くなるわよ。


   お、蓉子。
   いらっさーい。


   と言うか、此処は私の部屋。
   また勝手に入り込んで。


   いや、此処なら少しは涼しいかなぁと思いまして。


   さして変わらないわよ。


   いやいや、そんな事無いよ?
   何気に日陰ってるし。


   其れは時間の都合。
   涼を求めるのならば木陰にでも行きなさいよ。


   やだ、此処が良い。


   私は良くない。
   貴女が居ると余計暑くなるから出て行って。


   どうしてさ?


   暑い暑い、唱えるから。


   ところでさ、子供達は寝た?


   無理矢理、話を変えたわね。


   で、寝た?


   ええ。
   あの子達は暑くても関係無いみたい。


   じゃ、私達も寝る事にしよう。


   は……て。


   お昼寝しよう、蓉子。


   重たい。
   退いて。


   やーだ。


   昼寝をするのに、どうして人の上に乗るのよ。


   そりゃあ…大人のお昼寝だから。


   昼寝に大人も子供も…


   …あるよ?


   …昼間から。
   そんな気、無いわよ。


   暑いの、忘れさせてあげる。


   …余計、暑い。


   ま、熱いのは仕方ないよねぇ。


   だから…ん。


   …蓉子。


   も、う……。






   毎度毎度、飽きもせず。
   暑苦しい事、この上ないわね。
   余所でやってくんないかしら。










  −続・京の夏。(俺屍生き残り版聖蓉+江利子)





   二三、聞きたいのだけれど。


   …何、かしら。


   暑くない?


   ……暑いわよ。


   一人我慢大会開催中とか?


   冗談じゃ、無い。


   一思いにひっぺがそうとは?


   ………思わなくも無いわ。


   でもしないのね。
   あーそう。


   …どうせ。
   私は甘いわよ。


   お陰で砂糖が吐けそうよ。


   …?
   砂糖が…?


   分からないのなら良いわ。
   しかし、今日は暑いわね。


   言わないで。


   はがしちゃえば良いのに。


   出来るのならば…疾うに、してるわよ。


   そんなに、良い?


   …良い、とかじゃなくて。
   ああもう、其の意地の悪そうな顔止めてよ。


   あら、これは生来のものなのだけれど。


   愉しんでるでしょう?


   いいえ?
   毎度の事過ぎて飽き気味。
   辟易中と言っても過言では無いわね。


   …。


   ああ。
   今日は本当に暑いわ。


   だから止めて、て。










  −もう一つのパラレル(聖蓉)





   何?
   まさか知らなかったわけでは無いんでしょう?


   …。


   良いね、其の目。
   そそられるよ。


   …。


   何か言わないの?
   悪態でも良いよ。


   …離して。


   と、言われて。
   離す莫迦は居ないよねぇ。


   …。


   ほら。
   抵抗したいのなら、しなよ。
   然うだな、やるなら徹底的に。


   …。


   こっちもそれなりに愉しませて貰うから。


   …抵抗なんて。


   しないの?
   其れはつまらないなぁ。
   そーいうのも面白いのに。


   …貴女は然う言う性癖なのね。


   否定はしないよ。
   でもさ、誰だって少しはそーいうのを持ってると思うんだよね。


   …。


   ねぇ、少しでも良いからさ、暴れてみなよ。
   若しかしたら逃れられるかも知れないよ。


   …逃げるつもりなど、初めから無いわ。


   然う?
   あ、若しかして他に目当てのヤツが居た?
   だけど、残念。
   貴女を選んだのは私。


   …。


   可愛がってあげる。
   寝られないくらいに。


   …貴女はどうして。


   髪が綺麗だったから。


   …其れだけで。


   其れだけでも十分だと思わない?


   …。


   名前も知らない。
   一夜だけの関係。
   理由など、一つでもあれば良い方。


   私は。


   …良いねぇ、其の目。


   ん…ッ


   誰が目当てだったのか知らないけど。
   貴女はこれからずっと、私のものにしようかな。


   …これから?


   持って帰る。


   一夜だけの関係では無かったの。


   其のつもりだったけど。
   勿体無くなった。


   …。


   さぁて。
   どうしてあげようか。
   どうされたい?


   …好きにすれば良いじゃない。


   へぇ。
   しても、良いんだ?


   私は…貴女のモノ、なのでしょう。


   物分りが良すぎるのはあまり面白いものでは無いよ。
   飽きが早くなる。


   …。


   ああ、だけど。
   心は私のものにならないとでも言いたそうだね。
   そうこなくちゃ。


   …ん、ぁ!


   …痛かった?


   …。


   声、出しなよ。


   …ッ


   喘いでみせてよ。


   …ぃや、よ。


   ふぅん。


   …


   まぁ、良いや。
   其の代わり…容赦は、しない。


   ……く、ぁ。


   何処まで、堪えられるかなぁ。
   ねぇ?


   ……。


   ああ。
   其の目、頭がおかしくなりそうだ…いや、もう手遅れなのかも。


   …。


   …滅茶苦茶に。
   して、あげるよ。


   ……ぁぁッ










  −祝・女子ソフトボール初金メダルin北京五輪。(聖蓉)





   よーこー。


   なにー?


   金メダル、だってさー。
   女子ソフト。


   え、本当?


   本当本当。
   ほら。


   ああ、本当に勝ったのね。


   うん。
   良かったね。


   本当に。
   でも凄いわね。


   うん?


   此処まで来るのに一体どれ程の練習や思いを積み重ねてきたのかしら。


   言葉で言うのは簡単だろうけど。
   彼女達以外の者が、正しく理解するコトは出来ないだろうね。


   …みんな、笑顔ね。


   泣いてる人もいるみたいだけどね。


   …。


   蓉子?


   何でも無いわ。
   ただ一寸、感動しただけ。


   ふーん。


   …あぁ、我ながら陳腐な言い回しだわ。


   いやいや、良いんじゃないですか。


   と言うか、何でニヤニヤしてるのよ。


   蓉子さんが嬉しそうだから、つられてるんじゃない?


   じゃない、て。


   へへー。


   て、何よ、此の手。


   いや、ね。
   オリンピックの熱戦に負けず劣らず、二人で熱くなってみないかなーと思って。


   は?


   やーもう、中てられちゃってさぁ。


   莫迦でしょう。


   ひどい。


   熱戦に中てられたのなら、其れを切欠にして何か運動でも始めれ…ば。


   うん。
   だから二人でする運動をこれから一つ、ね。


   生憎。
   私にはそんな気、全く無いわ。


   じゃあ、そんな気にさせてあげる。


   一寸、せ










  −大筒士女子の装束について語る。(俺屍版聖蓉





   まぁ、あれだね。
   確かにあれはアレだよね。


   守りについて、全くと言って良いほどに考慮されてないわよね。
   と言うかあれあれ言いすぎ。


   守りも然うだけど。
   私が言いたいのは其れじゃないんだな。


   言わなくても良いわよ。


   そー言わずに言わせて。


   駄目。
   どうせロクでもない事に決まってるもの。


   思うにね、アレは祐巳ちゃんが着てもイマイチ、だと思うんだよね。


   言わなくても良いって言ってるでしょ。


   あーいうのはね、躰の線、と言うか凹凸ががはっきりしてる人向きなのよ。


   だから、


   祐巳ちゃんだと、まぁ其れは其れで良いけれど、やっぱり物足りない。


   言うな、と、


   つーわけで。
   よーうこ、


   嫌。
   絶対、嫌。
   断じて、嫌。


   未だ最後まで言ってないのにー。


   嫌よ。
   絶対に、嫌。


   蓉子なら似合うってー。
   私がバーンとぉ!保証しちゃう。


   しなくて良い。
   兎に角、嫌。


   私の前だけで良いからさ。
   てか、他の人には断じて見せない方向で!


   しつこい。


   ねぇねぇ、蓉子。


   いい加減にしないと張り倒すわよ。


   てかさ、首の後ろで結んでるのを是非とも解きたいのよ。
   此の手で!


   …。


   ああでも、下はどうするんだろ。
   一気に剥がせるのかな。


   ……。


   いや、いっそ布の上からとか?
   ふむ、其れは其れで気分が盛り上がりそう…!


   ………。


   ねぇ、蓉子ってばさー?
   一度だけでも良いからさ、着てよー。
   でもってそのまま抱





   ゴス。





   一度、三途の川にでも行って頭を冷やしてくれば良いんだわ。










  −めくるめく。(上の続き)





   うん、思ったとおり。


   …。


   良く似合ってる。


   ……。


   蓉子は本当、躰の線が綺麗だよね。


   ………。


   もう、惚れ惚れしちゃう。


   ……ねぇ。


   ん、何かな?


   これ、いつまで…


   そりゃあ勿論、


   あ…。


   …私が良いって言うまで。


   だ、だめ…


   布、案外薄いんだね。
   確かにこれじゃあ守りなんて無いに等しい。


   やめて、聖…。


   やめないよ。
   と言うか…


   ……ッ


   …もう、感じちゃってるじゃない。
   私は未だ、何もしてないってのに、さ。


   あ、いや…。


   蓉子が好きなコト、何もしてないんだよ?
   例えば…


   ん、あ…ッ


   舐めたり、とかさ。


   ……。


   布越しでも十分すぎる程、分かる。
   蓉子、主張しすぎ。


   そ、んなこと…言われたって。


   正直?
   それとも素直って言われたい?


   せ、聖…。


   ふふ。
   待ち切れない?


   ち、ちが…あぁッ


   たまには。
   布越しも良いかな?


   あ、や、やだ…


   やだ、じゃないでしょう?
   こんなになってるんだから。


   ひ…ぁんッ


   うわぁ、いやらしいなぁ。


   せ、聖、もう…


   何?
   もう欲しいの?
   でも、だぁめ。


   そ、うじゃ、無くて


   相変わらず、口は素直じゃないね。
   だけど…


   あぁん…ッ


   …こうすると、素直に鳴くんだよね。


   せ、せい…。


   さぁて、どうしよっかな。
   そろそろ解いちゃおうかな。


   …。


   …だけどもう少し、かな。
   お楽しみは後で、てね。


   あ、はぁ…ん。


   ああ、もう。
   いやらしいと言うか……すごく“みだら”だよ、蓉子。


   は、あぁ…あぁんッ


   分かるかな?


   あ…せい、せいぃ…。


   …ココも、さ。
   もうね、凄いコトになってるんだよ。


   や、やぁ…んッ


   布から染み出ちゃってる。


   ひ、あ…んん…ッ


   どぉれ…。


   や…。


   …ふむ、これはこれは。


   や、だぁ…。


   一応、布越しだもん。
   いや、じゃ無いでしょ?


   あ、あ、あぁ…。


   ……。


   ぅ、ぁ…ッ


   …ちゃんと蓉子の味がするね。


   せ、せ…あッ
   ン…ッ


   ん、入った。


   だ、だめ…だめぇぇ。


   こんなに吸い付いてくれて。
   しかも中ではえらく締め付けてくれてるのに?


   い、いわないで…。


   きつくて動けないよ、蓉子。


   そんな、コ…ト…。


   でも動かしちゃうけど、ね。


   あ…ッ


   …うん、凄く良い。


   あッ
   あッ
   あぁ…ッ


   ああ、たまんない…たまんないよ、蓉子ぉ。


   …あぁぁぁぁッ










   さて。
   次はいよいよ、解いちゃおうかな。


   はぁ…はぁ。


   そぉれ、と。


   ……や、ぁん。


   今更、隠さないでも良いのに。
   こんなに白くて綺麗なんだし、さ。


   ん、あ…ぁん。


   本当、可愛いなぁ。
   其の可愛さに免じて今度は要望を聞いてあげようかな。
   さ、どうされたい?


   …。


   …言ってごらん?
   遠慮は要らない、よ。


   …。


   何にも言わないってコトは。
   好きにされたい、てコトかな?


   ……せい。


   ん?


   あ、あの…。


   うん。


   …くち、づけ…を。


   うん。


   し、て…。


   程度は?


   て、いど…?


   浅く?
   それとも、深く?


   ……。


   ねぇ、どっち?


   ……ぃじわ、る。


   人聞きが悪いよ、其れ。


   だっ…て。


   応えてあげようと思ったけど。
   やめよっかなー。


   ……。


   …ん?
   何か言いたそうだね。


   おねがい、せぃ…


   …。


   もっと…ほしい、の。


   何が?


   ……せい、が。


   だから?


   ……ふか、く。
   し…て。


   くちづけだけ?


   …。


   どうなの?
   ん?


   …ゆび、も。


   たくさんして欲しい?


   ……ん。


   ん、じゃ分かんない。


   ………し、て。
   たくさん、して…せい…。


   …何処に?


   ……。


   泣きそうな顔、して。
   仕方の無い子だなぁ。


   …。


   ほら…今なら、言えるでしょ?


   ……か、に。


   …聞こえない。
   もう、一度。


   ……しの、なか…に。


   もっと、はっきりと。


   …わた、しの…なか、に…ぁッ


   ……此処で良いのかな?


   ………。


   違ってた?


   ………。


   …じゃあさ、頂戴って言ってみて。


   ……だ、い。


   …ん?


   …だい、
   ちょうだい、せい…ッ


   ……良く、言えました。
   ご褒美、いっぱいあげないと…ね。










   あ、あ、あ……ッ


   …はぁ、はぁ。


   もっ…と、も…とぉ…ッ










   ……よ…こぉ。


   …。


   も…あぁ…へん、に…


   ……。


   な…ちゃ…そ…う、だよ……。


   ………。


   へへ、へへへ…。


   ……このすけこまし、が。










  −Sansara Naga(サンサラ版聖蓉)





   貴女の竜使いランクは…







   やぁ、ヨウコ。
   お久しぶり。


   ええ、お久しぶり。
   こんなところで会うなんてね。


   ねぇ。


   たらい回しにされるから、嫌いなんでしょう?


   ヨウコに逢える気がしたから。


   はいはい。


   て、わけだから。
   これからどう?


   生憎。
   未だ手続き中なの。


   ちなみに今のランクは?


   リシ。


   おお、すっげ。


   セイは?


   聞くまでも無いと思うよ。


   此の間会った時のまま?


   はーい、5段でーす。


   今申請したら確実に上がると思うけど。
   私と同じか、あるいは…


   ん、別に良い。
   興味ないから。


   あ、そう。


   あら、あっさりね。


   セイらしいもの。


   いやぁ、分かって貰えてて嬉しいよ。


   どうせ、どこまで行っても面倒なんでしょ。
   手続きが。


   あっはっは。


   竜は?
   名前はセトだったわね。


   お陰さまで元気だよ。
   そっちは?
   え、と、名前は…


   ラト。
   何事も無く育ってくれてる。


   そっか。
   お互い、良かった。
   …そこで、だ。


   だから。
   今は手続き中なの。


   奢るからさ〜。


   有難う。
   気持ちだけ受け取っておくわ。


   じゃ、待ってるからさ。
   ね、良いでしょ?


   一寸。


   それとも何?
   此の後、殊更用事があったりしちゃう?


   …別に無いけど。


   じゃ、良いよね。
   そば、一緒にたぐろ?


   もう、仕方が無いわね。


   へへ、やった。


   と、言うわけだから。
   手、離して頂戴。


   良いじゃん、久しぶりなんだしさ。


   あー、もう。
   鬱陶しいわね。


   相変わらず釣れないわぁ。


   と言いつつも離さないし。


   だって。
   ヨウコの手、好きなんだもの。


   あーはいはい。


   そういや、今日の宿は?
   もう決めてるの?


   ええ、勿論。


   どこどこ?


   教えない。


   えー、どうしてさー。


   言ったら最後、絶対に押しかけてくるもの。


   うん、当然。


   絶対、教えない。


   然う言わず。


   嫌。


   ヨウコと一緒に居たいのよ。
   積もる話もいっぱいあるし。


   ……話だけじゃすまないじゃないの、いつも。


   ん、何?


   何でもないわ。
   兎に角、駄目。教えない。


   ヨォ〜コ。


   そんな笑顔で迫ってきても駄目なものは駄目。










  −宿にて。(サンサラ版聖蓉)





   あ、起きた。
   お茶、飲む?


   ……。


   声、いっぱい出したから。
   乾いたでしょう?


   ……だから、嫌だったのよ。


   ん、何?
   若しかして直接飲ませて欲しい?


   結構、よ。
   それより、貴女。


   んー?


   自分の部屋に戻ったら?
   もう、十分でしょう。


   此処だから。


   は?


   私の部屋、此処なの。
   其れと未だ十分じゃない。
   言ったでしょう?積もる話がいっぱいあるって。


   …積もる話、ね。


   そば、美味しかったなぁ。
   ヨウコと一緒に食べると、いつもの味も違って感じるから不思議。


   気のせいでしょ。


   そんな事無いわよ。
   ヨウコだって然うだったでしょう?


   別に。
   私はいつもの味に感じたわよ。


   ヨウコは素直じゃないからなぁ。
   躰は正直なのに。


   セイ。


   うん、良い眺め。


   ……。


   あら、残念。
   隠さなくても良いのに。


   うるさいわよ。


   はは。
   ほい、お茶。


   …ありがとう。


   ところでさ、ヨウコ。


   …もう、駄目だから。


   あはは。
   其れについては後で話すことにして。
   例の噂、ヨウコは聞いてる?


   噂?


   黒い竜が生まれたって話。


   ああ、それなら。
   主人である“アムリタ”がギルドに背いて竜を連れて逃げた、と言う話に続くのでしょう?
   しかも竜使いの証であるヘルメットを全て燃やして。


   然う。
   それから一人の女の子がアムリタを追って龍苑を出たらしい。
   其の子もまた竜使いで、其の竜ってのが


   生まれた時から既に成竜で色は白。
   しかも話す、のよね。


   竜って話すんだね。
   私、知らんかった。


   其の話を聞いた時は私も驚いたわ。
   聞いた事が無かったもの。


   ねぇ、ヨウコ。


   うん?


   世界の崩壊が、始まってる。


   ……。


   と、されているけれど。
   本当なのかな。


   …私には分からないわ。
   だけどギルド曰く、其の兆しと思しき事柄は起きてる。


   例えば卵が孵らない、とか?


   だけど其れだけで完全なる世界の崩壊が起こるとは言えない。
   均衡が崩れているとしても。


   然うだね。
   …だけど。


   言い伝え、ね。


   …らしく、ないかなぁ。


   確かに。
   セイらしくないわね。


   ま、然う言う時もある、てコトにしておいて。


   ええ。


   …ヨウコ。


   ……。


   もう、飲み終わった?


   …終わった、けど。


   じゃあ、良いね。


   …もう駄目、と。
   言ったでしょう。


   私は十分じゃない、と言ったよ。


   其れは話、が…


   しぃ。


   …あのね。
   私、明日も早い…


   焦らなくとも。
   行く道は逃げない。


   またそんな理屈、を…


   ヨウコ…目、つむって。


   …いや。


   じゃあ、そのままするから良い。


   話は…?
   積もる程、あったのでしょう…?


   …話もしたいけど。
   これもしたい…。


   …あ。


   ヨウコへの想いは募るばかりだった。


   ……。


   ヨウコも…同じだったら、嬉しいなぁ。


   …。


   ねぇ…ヨウコはどうだった?


   …言わせる気?


   聞きたい。


   ねぇ、セイ。


   ん…。


   其れは…言葉でなければ、だめ?


   ……。


   そんな目、しないで。


   …言葉でも聞きたい。


   …わがまま、ね。


   うん…。


   セイ、私は貴女に…











   セト・・・ネパール語で白。
   ラト・・・ネパール語で赤。
   サンサーラ・ナーガ・・・サンスクリット語で輪廻の竜。







   聖蓉しかありませんでした…。