−ラブサンディ☆(聖蓉)
…こんなつもりじゃなかったのに。
今日は…
ん、何が何が?
…。
ありゃ?
…。
よーこ?
…いつまでこうしているつもり?
んー、いつまでが良いかな。
いっそ、今日一日ずっとこのままでとかどうかな?
止めてよ。
ここのところ忙しかったしさ。
何より、夜は疲れてたし。
…だからって。
だけど、気持ちは良いでしょう?
なんてったって躰の相性はばっちし、だし。
……もう、お昼よ。
うん、然うだね。
……。
んー…。
…あ、もう。
えへへ。
ねぇ、いい加減起きましょうよ。
朝ごはんなら食べたじゃん。
問題はそこじゃなくて。
蓉子は気持ち良くない?
…。
私は気持ち良い。
ちょ…と。
へへ、こういうのも悪くないなー。
…。
そう、思わない?
……確かに、
うん。
悪くはない、けど…。
でしょうでしょう?
だからって、ずっとこのままでいるなんて…。
外は明るいのに?
…。
良いじゃない。
…聖。
二人でこんなにゆったりしてるの、凄く仕合わせ。
今、二人で居る事を心から感じられる。
…。
ね、スローなセックス、これからもたまにはしようよ。
…たまに?
激しいのもしたいじゃん。
お互い、若いし。
…っ
ね?
だ、大体、いつも聖が…!
あれ、蓉子は激しいの嫌いだった?
そうじゃなくて…!
おかしいなぁ。
蓉子の方が断然、乗り気の時だって…んん。
………お願いだから、黙りなさい。
ふふ。
…何よ。
命令形なのに、お願いされてる。
なんか、おかしい。
…恥ずかしいから。
あーもう。
ほんと、かわいいなぁ…。
あ、もう…。
じゃあさ、お願い聞いてあげるから。
もっかい、キスして。
…。
黙らせて?
……。
……ふふ。
…聞いてくれるんじゃなかったの。
はい、聞きますよー。
…にやけて。
にやけない方がどうかしてる。
…。
へへへ。
−晩年はいつもこんなもん。(俺屍版聖蓉)
…う、こ。
聖、起きた?
…ん。
丁度良かった。
そろそろ退いて貰っても良いかしら。
…。
…聖?
また眠るの?
……ん。
困ったわね。
このままだと動けないじゃないの。
……よー、こ。
聖、眠いのならちゃんと眠った方が良いわ。
お布団敷いてあげるから。
…いー。
ずっと膝を貸してあげてるわけにもいかないのよ。
……。
…もぅ。
……ら。
ん…?
……よ…こ。
なぁに、聖。
……。
聞こえないわ。
……と、…づけ、て。
聖…?
…もっと、かお、を。
…顔?
ち…づけ、て。
…こう?
…も、と。
……。
もっと、だよ…。
……これ以上?
……いま、いじょう。
あ…。
……しし。
……せい。
こんどは、よーこ…から…。
…全く。
よーこ…。
急に髪の毛を引っ張るから。
吃驚したじゃないの…。
ん…。
…若しも、痛かったら。
無理矢理にでも退かしていたところよ…?
…もっ、と。
…本当に。
貴女って人は…
−寄り合い参加は本来、当主のお仕事です。(俺屍版聖蓉)
おはよ、蓉子。
…おはよう。
むくれてる?
…むくれてない。
だけどほっぺた、膨らませてる。
膨らませてない。
じゃ、拗ねてる?
拗ねてない。
だけど、ご機嫌ななめ?
…結局。
寄り合いに行けなかったじゃないの。
そんなの、あったっけ?
あったわよ。
でもま、イツ花が行ってくれたんでしょ?
無問題。
今日は私が行く予定だったの。
ま、良いじゃない。
そんなじじばば会に蓉子が行かなくたって。
言葉が汚い。
じじさまばばさま会。
“様”をつければ良いってものじゃないわ。
じーさまばーさま
聖。
へーい、すんまそん。
罰として。
今度のどぶさらいは貴女が行く事。
えー何其れー!?
この前の寄り合いで決まった事。
いやいやいや、うちはこれでも鬼退治をしちゃってる家ですよ?
町内会のどぶさらいくらい、免除してくれても良いんじゃないですかね?
あら、ご近所づきあいは大切な事よ?
醤〈ヒシオ〉を分けて貰ったりしてるのだから。
てか、どうして私?
たまには良いじゃない。
当主らしい事が出来て。
いやいやいやいやいや、当主は普通そんなんしないでしょや。
だから、たまには、って言ってるじゃない。
此れを機に改めて挨拶でもしておきなさい。
山百合家の当主らしく。
えぇー。
はい、決まり。
決まらないよ、そんなの。
どうせ暇でしょ。
討伐に行くわけでも無し。
暇じゃないよ。
少なくとも昼寝出来る程には暇でしょ。
昼寝で忙しい。
却下。
どぶさらいなんてやだー。
たまには貢献しなさい。
やーだー。
いつもイツ花がしてくれてるんだから。
だったら今回も
聖。
…ぶー。
よしよし。
じゃ、宜しくね。
…あのさ、蓉子。
うん?
若しかして、食べ物の恨みだったりする?
……。
いつだかイツ花が言ってたんだけど。
じじばば会って、たまに、甘いのが貰えたりするんでしょ?
……だから?
実は今日は貰える日で、其の為に行く気満々だった、とか…
聖。
は、はい。
貴女は私を何だと思っているのかしら?
私の美しい恋人さま、です。
食い意地など、全く持って、張っていません。
然う?
はい。
なら、良いわ。
……ところで、
どぶさらい、お願いね。
……よーこー。
私もやるから。
へ?
どぶさらい。
え、然うなの?
ええ。
でも何で?
一度くらい、やっておこうと思ったから。
…やっぱり甘いものが
…当主様?
え、えと。
じゃ、うちは二人でやるんでしょうか?
ええ、雨が降らなければね。
…降らないかなぁ。
当主様。
…いえ、晴れたら良いですね。
ええ、そうね。
−Yes, I will...(音楽聖蓉)
…ふむ。
…何よ。
んーん、何でもないよ。
…言いたい事があるのならはっきりと言えば?
言いたいってほどじゃない。
…大体、ね。
うん。
聖が言い出したのよ。
うん、そうだった。
…つまらないのならそう言えば良いでしょう。
つまらなくは、無いもの。
…じゃあ、退屈?
いや?
そうでもない。
……欠伸、噛み殺してる。
それは蓉子の誤解。
と言うか、見間違い。
……消しても、良いかしら。
まだいーよ。
……。
たまには、悪くないもの。
……また、はあるのかしら。
あるよ。
蓉子の部屋にはまた、何度でも、来るもの。
……押しかけてくる、の間違いじゃなくて?
嬉しいくせにー。
…連絡無しはただの迷惑行為。
私達、そんな堅苦しい関係じゃないじゃない?
…親しき仲にも礼儀あり、って言葉はご存知かしら?
勿論、ご存知ですよ。
…知ってるだけでしょ、どうせ。
そーでもないさ。
……。
この人の声、結構好きかな。
……良いわよ、無理しなくて。
してないよ。
…。
蓉子は考えすぎだよ。
…別に考えすぎてなんかないわ。
じゃあ、蓉子の声の方が好きって言えば良い?
…ばか?
はは。
……。
嫌いじゃ、ないんだよ。
ただ聞かないだけ、で。
…あ、そう。
冷たい反応はいや。
……似合わないわよ。
ああ、もう。
なんでそんなに頑ななの。
…別に。
蓉子だって私が聞くような曲、持って無いでしょや?
……でも嫌いじゃないわ、好きよ。
それはどうして?
……。
私だって蓉子と一緒なだけ、なんだよ。
…何が一緒だと言うの?
それは蓉子の心に聞いてみそ。
……。
あ、終わっちゃった。
…もう、良い?
今の曲、もう一回。
プリーズプリーズ。
……。
じゃあ、蓉子が歌って。
…は?
歌えるんでしょ?
聞きたいな?
嫌よ、いきなり何を言い出すの。
蓉子、結構歌上手じゃん?
……静さんのようには歌えないわ。
そりゃそうだ。
蓉子は静じゃないもん。
……。
蓉子の歌が、私は好き。
それじゃ、だめ?
……。
よーこ。
……兎に角、いや。
じゃあ、今度でも良いや。
…。
ねぇ、蓉子。
もう一回、聞こ?
……。
ねー?
……一回だけ、だから。
うんうん。
その人知るには好きな音楽を知るのが一番ってね。
…そんな言葉、無いわよ。
−アルベド・ルベド(聖・蓉子)
いつから私は。
蓉子。
聖。
蓉子。
聖。
蓉子。
せ…
……。
……ぃ。
いつからか、私は。
…蓉子は、わたしだけのものだから。
…。
裏切ったら、赦さない。
…うらぎる?
他の人のものになんて絶対にさせない、し。
行かせない。
…。
蓉子は私だけを見てれば良いの。
……。
返事をして。
……っ
さぁ。
……わかった、わ。
宜しい。
…。
はじめはいろがきえ、こえがきえた。
そしてなにもみえなくなった、きこえなくなった、においすらきえうせた。
なにも、なにもかも。
だけどそれをうけれいたのは、わたし。
ゆるしたのは、わたし。
…はぁ。
…あぁ。
はぁ、はぁ。
う…、あぁ…、あぁ…ぁ…。
…し、てる。
あっ…、あ…っ。
あいしてる…、あいしてるの…っ
せ……ぃ…っ
だから…っ
……ぁぁぁっ
このせかいにはあなたとわたし、ふたりだけ。
ほかにはなにもいらない、のぞまないの。
……ようこ。
…。
ようこ…。
…せい。
ようこ、は。
わたしをうらぎらない、すてない、ひとりぼっちにさせない。
……。
そうでしょう…?
…ええ。
ぜったい、よ。
ええ、せい。
ずっと、ずっとずっとわたしといるのよ。
いなくなってはだめ。
ずっと、いるわ。
わたしいがいのものを、けっして、ほしがらない。
やくそく、して。
するわ。
もしも、やぶったら…
そのてで、あやめればいい。
ええ、やさしくしてあげるわ。
…ん。
やさしい、ようこ。
あなたのすべては、わたしのもの。
…そう、わたしは。
そうしてさいごには。
わたし、すら、も。
−ガールズトーク。(薔薇さま三人組)
黄薔薇さま、打ち合わせ用の資料を見直してもらっても良いかしら。
…。
黄薔薇さま。
…。
黄薔薇さ…江利子。
…ああ。
なにかしら?
何、じゃ無いわよ。
資料を見直してと言っているの。
ああ、どれ。
これ。
宜しくね。
…ねぇ、紅薔薇さま。
何。
今は忙しいから手短にお願いするわ。
白薔薇さまのこと、好き?
……は?
好きなのでしょう?
…この忙しい時に何を言い出すのかしら、黄薔薇さまは。
見てれば分かるのよね。
…そんなのは見て無くても結構。
それよりも仕事をして頂戴。
何年越し?
…。
中等部に入学した頃から、かしらね。
いえあの頃は、ただの、気になるクラスメート?
…。
紅薔薇さまって。
結構、面食いなのよねぇ。
妹が良い例。
…私の事はどうでも良いから。
手を動かして。
資料を見直すのは目と脳の役目だから。
手を動かす必要性はないわね。
屁理屈を捏ねてる暇があるのならさっさと見直して。
次の仕事もあるんだから。
で。
好きなのでしょう、聖の事。
…だから。
聖は、どうかしら。
蓉子のこと、好きかしら。
……。
気になる?
気にならない。
それよりも早く仕事をして。
ただでさえ、滞っているのだから。
そういえば今日は連れてこなかったのね。
逃げられた?
私が連れてこなければならないという決まりは無いわ。
だけどやらずにはいられない、でしょう?
何だったら江利子がやってくれても良いのよ。
幼馴染なのだから。
私だったら迷わず放置。
どうせ居たって大して役にも立たないし。
あのねぇ。
一人でも多く居てくれればその分、一人あたりの仕事が減るのよ。
どうせ居たって、蓉子を構って遊んでるだけじゃない。
私は構われてなど、いないわ。
そう?
はたから見れば二人で遊んでて、とても楽しそうに見えるけど。
遊んでません。
人聞きの悪い事を言わないで頂戴。
でも、楽しいでしょう?
だから
聖が居ると。
……。
ああ、そうね。
あんなのでも居れば紅薔薇さまのやる気が違うのよね。
何より、空気がぴりぴりしない。
…無駄口はそこまでにしてくれないかしら、黄薔薇さま。
まぁ、良いじゃない。
私達だって一応、女子高生なのだし。
生徒会の人間だという事も忘れないで。
見直し、終わったかしら?
あー、良いんじゃない。
誤字脱字は無し、おかしな文章も無し。
そう。
じゃあ
ごきげんよー。
来たわね。
ごきげんよう、白薔薇さま。
遅いわよ。
いやぁ、今日はまことに天気が宜しいようでさー。
聖。
うん?
これ、コピーしてきて。
えー、来たばっかりなのにー?
遅刻してきたくせによく言うわよ。
遅刻した?
したわよ、思い切り。
そっか。
じゃあ、お願いね。
紅薔薇さま。
なに。
紅薔薇さまもご一緒しませんか?
しません。
早く行ってきて頂戴。
まぁまぁ、そう言わず。
私としては今日もお美しい紅薔薇さまとご一緒したいわけですよ。
私はしたくないですわ、白薔薇さま。
まぁ、そんな心にも無い言葉を仰って。
相変わらずですわね。
あら、いつから私の心の内が分かるようになったのかしら。
そりゃあ、親友ですから。
親友であっても、人の心のうちまでは分からないものだわ。
まぁ、紅薔薇さまはある特定の事柄については非常に分かりやすいけれど、ね。
…黄薔薇さま。
そういうわけだから。
さぁ、ご一緒しましょうか、紅薔薇さま。
行かないと言っているでしょう。
しつこいわよ。
暗に二人きりになりたいと言っているのが、紅薔薇さまには分からないのかしら。
…。
さぁ、紅薔薇さま。
どうぞ、私の願いを叶えて下さいませ。
…ふざけないで。
うん?
未だ、やるべき事が山積みされているこの状況で。
貴女と遊んでいる暇は無いのよ、聖。
遊ぶだなんて、ひどいなぁ。
…。
蓉子。
…。
蓉子ってば。
…。
怒った?
…。
無視しないでよ、蓉子。
…。
ねぇ、蓉子ってばー。
…聖、いいかげんに
私が、行くわ。
…え。
貸して、白薔薇さま。
どういう風の吹き回しかしら、黄薔薇さま。
計らいと言って欲しいわね、白薔薇さま。
へぇ?
息抜きも必要だし。
息抜きが必要になるほど、仕事してないじゃない!
あら、したわよ。
どこが…
例えば、貴女の前にある書類。
ほぼ目を通して、印を押しておいたわ。
え…。
じゃあ、そういうことだから。
また後で、ごきげんよう。
あ、江利
戻ってくるまで、どうぞ、二人きりを満喫して。
な…。
たまには、気が利くのね。
ええ、誰かとは違うから。
−Castle・imitation(音楽聖蓉)
珍しい。
…ん?
聖が日本語の歌を聴いてるなんて。
いつから?
今。
言っておくけど、声はちゃんとかけたわよ。
…そう。
…何かあった?
…なんで?
何となく、元気が無いみたいだから。
…そうかな。
だって…。
…生きて。
え…。
正直、何を歌っているのか分からないんだけどね。
…。
でもだから聴いてる。
好きだ、この歌。
…そう。
…。
…そういえば。
うん。
この人、最近あまり聞かないわね。
そうなの?
一時期は結構、売れていたわよ。
ふぅん。
ま、そんなのどーでも良いや。
そうね。
ん?
だって貴女は自分が気に入ればそれで良いんですもの。
流石。
分かってらっさる。
…これ、中古?
んにゃ、新品。
中古は基本、買わない主義だから。
でもこれ、限定版って。
いつのなの?
知らない。
運が良かった、にしておいて。
…分かった。
この歌、アルバムverもあるよ。
聴く?
うん。
じゃあ、こっちにおいで。
でもその前に。
少し、片付けないと。
…そんなに散らかってない思うけど。
物は無いのだけどね。
どうせ行き詰っていたのでしょう?
大した課題じゃなからやる気が出ないだけ。
そ。
じゃ、そういう事にしておくわ。
しておいて。
…ルーズリーフ、とりあえずまとめておくわね。
ありがと。
課題、何なの?
何だったけな。
…テキスト。
変な折り目がついちゃってるわ。
…。
……座布団は、と。
…ふふ。
…何よ。
いや、大分馴染んできたな、と。
…。
いっそ、同棲しちゃえば良いんだよね。
…あのねぇ。
ま、その気が無いのなら良いけど。
…何回、聴いているの?
…。
この曲。
分かんない。
…闇へ続く道でも後ろなど振り向かないように。
…。
私、この人の声好き。
…そう。
なら、良かった。
……。
……聖。
んー…。
…。
……なに?
ううん…。
…そ。
ま、早く座りなよ。
ええ。
……これ、全部聴く?
それより、もう一度この歌を聴きたい。
…そか。
…。
…。
…。
…重い?
……いいえ。
…。
…。
…蓉子。
うん…?
……やっぱり落ち着く。
…そう。
…。
生きて生きて生きて生きて生きて生きて……
……セイ。
…。
セイ…。
……ヨウコ。
…。
変な、顔…。
……!
…いたた。
貴女が…!
…。
貴女が…無理、するから。
……ヤツは?
……。
うん…それは良かった。
……血、少し流れたわ。
かな…少し、立てそうにない。
…。
…ひざ、やわらかい。
ばか。
……。
……無茶、しないで。
……。
しないで。
……ヨウコも、ね。
今は貴女の話をしているの。
……へぇへぇ。
絶対、よ。
……一応、覚えておくよ。
……。
ディク、全滅させたんだっけ…?
……ええ。
暫くは大丈夫な筈。
…じゃ、少し休んでいこうかね。
とりあえず、動けるようになるまで。
…何かあったら守るわ。
…。
必ず。
……たく、仕方のない人だな。
…。
でも。
それがヨウコ、か…。
…。
ヨウコ…目の縁、赤い。
…うるさい。
…ふふ。
かわいい。
……ばか。
…はぁ。
……。
ねぇ、ヨウコ。
…。
やっぱり、おちつく…。
…そう。
………。
−Castle・imitation(ドラクォ版聖蓉)
…誰か私に聖蓉分を。
|