.......Брокен миррор, а миллион шадес оф лигхт, Тхе олд ечо фадес аwаы......... …。 Бут йуст ёу анд И.., Цан финд тхе ансwер........ …。 Анд тхен, wе цан рун то тхе енд оф тхе wорлд.......... Wе цан рун то тхе енд оф тхе wорлд........ ......Рун то тхе енд оф тхе wорлд. …。 ……榛名。 …はい。 榛名の歌…やっぱり、大好きだなぁ。 …有難う御座います。 …。 …。 ……おはよう、榛名。 …おはようございます、比叡さん。 良く眠れましたか…? はい…とっても。 ふふ…それは良かったです。 んー…。 …霧島に怒られますよ? ……おっかないからなぁ、霧島は。 比叡さんにだけですけれど。 然うなんですよねぇ…。 …金剛お姉さまも待っていらっしゃいます。 さぁ、そろそろ起きましょう…? …。 …比叡さん。 もう少しだけ…。 …もう、駄目ですよ。 起きて、支度をしないと…。 ……。 仕方の無いひとですね…? …。 比叡さん…………。 …。 ………これでも、起きて呉れませんか? …。 …。 ………榛名。 …もう一度、は、駄目です。 でも…起きて下さるのなら、考えます。 …。 ……どうしますか? …はい、起きます。 ふふ…はい。 ……よいしょ、と。 んーーーーーーー……。 ……。 榛名。 …あ。 ……。 ん……。 …。 ……もぅ。 …改めておはよう、榛名。 はい…おはようございます、比叡さん。 …。 …比叡さん。 榛名…。 ……駄目ですよ、比叡さん。 うん…だから、少しだけ。 …。 ……少しだけ、ですから。 …少しだけ、ですよ。 はい……。 ……。 ……ねぇ、榛名。 …はい、何でしょう。 やっぱり、何でもありません…。 …気になります、比叡さん。 何でも無いんです…。 ……教えて下さい。 本当に何でも無いんだけどな…。 …意地悪しないで。 ……。 ………比叡さん。 …好きだなって。 …。 ……私は心の底から、榛名を愛してるんだなぁって。 …然ういう事はちゃんと言って下さい。 はい…だから、言いました。 ……。 …榛名、貴女と今日と言う日を。 比叡さん。 …ん? 愛してます。 ……。 …心の底から、貴女を。 榛名……! …きゃ。 ……。 ……もう、何を考えているんですか。 もう一度。 …。 …もう一度、キスしても良いですか。 ……もう、二度もしました。 …だから、三度目を。 数え切れないくらい、してきたのに…。 …これからも、しますよ。 だから……ね。 何がだからなのですか…。 …。 もう……一度だけ、ですからね。 然うしたら……。 はい……分かっています。 …。 榛名…。 …比叡、 いい加減に、して、呉れないかしら。 ……。 ……。 その顔、いい加減見飽きました。 もう、呆れる気すら起きません …霧島。 霧島…。 で? 時間は有限で決して無限では無い事を、勿論、知っていますよね。 ……はい、比叡、今直ぐに参ります。 …今、行こうと。 比叡姉さんは私と。 榛名は金剛お姉さまの所に行って。 言わなくても分かっているとは、思うけれど。 ……榛名、また後でね。 はい…比叡さん。 ああ、それはもう良いから。 姉さん、行きますよ。 ……はい。 …。 榛名も急いで。 全く、どうしてこうなのかしら。 本当、変わらないんだから。 連行されてきたな。 …日向。 往生際が悪いぞ、比叡。 然ういうわけでは…。 ああ、然うだろうな。 大方、昼寝でもしていたのだろう? …穏やかな天気だったので、つい。 まぁ、分からないわけでは無いが。 しかし、今日は誰の為の日なんだろうな? …少しだけのつもりだったんです。 言い訳は無用、だな。 霧島の顔を見てみろ。 ……はい、すみません。 榛名は金剛の所に行ったのか。 はい。 然うか。 一人でか? …一緒に、 霧島、眉間の皺。それから眼光。 まるで深海の奴らが目の前に居るかのようだ。 霧島、皺が残っちゃうから…え、誰のせいかって? …ちゃんとする、しますから。 まぁ、至極当然だな。 …。 分かっているか? 今日は君達の日なのだぞ? 皆、この日の為に色々やってきたんだ。 ……分かっています。 伊勢なんかはな、はしゃいでしまってそれはもう大変だったんだ。 分かるか、日ごろから落ち着きの無いやつがはしゃぐとどういう事になるのかを。 より、鬱陶しくなるんだぞ。 あー…。 だからな、比叡。 ちゃんとやって呉れないと、困るんだ。 …言われなくてもやりますって。 なんだ、嫌なのか。 そんなわけ、無いです。 じゃあ、なんだ? …。 比叡。 ……いや、今頃になってなんか緊張してきて。 は? …おかしいな。 さっきまでは何とも無かったのに…。 緊張するものなのか。 …みたい、ですねぇ。 ふむ。 …うーん。 若しかして、榛名と一緒じゃないからか? …へ? 榛名が居ないから、緊張しているのか。 …いや、それは違うと思いますけど。 だが、榛名と一緒だった時は緊張していなかったのだろう? …まぁ、然うですが。 ならば、然ういう事だろう。 うん。 然ういう事、なのかなぁ…。 なに、後でまた一緒になるのだから大丈夫だろう。 心配する事では無いな。 …然うですね。 しかし。 …。 それ、本当に着るんだな。 …ええ、まぁ。 ふむ…然うか。 …お姉さまが選んで呉れたものですから。 馬子にも衣裳、だな。 ………。 冗談だ。 屹度、似合うのだろう。 何しろ、金剛が選んだのだからな。 …だと、良いんですけどねぇ。 霧島、今度は逃がすなよ。 まぁ、行く場所なんて一つしか無いが。 逃げませんよ。 そもそも、最初から逃げてな…ぐえ。 はは。 …霧島、苦しい。 苦しいから……。 じゃあ、比叡。 また後でな。 あ、はい……あの霧島、もう少し優しくして呉れると。 わぁ、別嬪さんになったねぇ。 …伊勢。 まぁ、榛名は元が良いからね。 ……。 惚れ直すかもよー? ……止めて、伊勢。 照れない、照れない。 今日の日はこれから、なんだから。 …面白がってるでしょう。 そりゃあ、ねぇ。 こんな日を面白がらないでいつ面白がるのさ? …もう。 金剛は? お姉さまなら、これからの事を話しに。 ああ、成程。 下手は打てないものね。 ……まさかこんな大きなものになるとは思ってなかったから。 いやいや、なるでしょ? …。 どう考えてもなるわよ。 なんせ、あの金剛がお姉ちゃんなんだからさ。 ならない方がおかしいって。 ……。 けど、本当に綺麗ね。 良く似合っているわ。 流石は金剛ってとこかな。 …似合っている、かな。 私には少し…いや、大分、大袈裟のような気がするけれど…。 いやいや、ちゃんと似合ってるわ。 その顔にも、その躰にも……然う、榛名と言うふねを飾るのにとっても相応しいって。 私は思うな。 …。 この分だと比叡も……勿論、比叡のも金剛が選んだんでしょ? ……うん。 となると…惚れ直しちゃうかもよ? 伊勢…。 ふふ。 ……本当になりそう、いいえ、なると思うから。 あら。 ………屹度。 似た者と言いますか。 貴女達、本当にお似合いだわね。 …。 ……ぶっちゃけさ、金剛は戦艦皆にとってもでっかいお姉さまみたいなもんなんだよね。 …え? 若しかしたら、戦艦だけじゃないかも知れないけど。 あの鳳翔さんでさえ、金剛の前だと可愛らしく見えるくらいだしね。 ……然う。 …榛名さ、今更だけど緊張してるでしょ? ……少し。 うん、やっぱり。 ……さっきまではそんな事、無かったのに。 さっきまで、ねぇ。 それって若しかして、比叡と一緒に居たからじゃない? …比叡さんと? お昼寝、してたらしいじゃん? こんなに日にまでお昼寝とか、比叡らしいわ。 …。 今頃、比叡も緊張しているかもね。 寧ろ、比叡の方がしてるかも。 ……然う、でしょうか。 向こうは向こうでがっちがち、かもよ? がっちがち…。 今の榛名を目の前にしたら、固まっちゃうかも。 榛名があんまりにも綺麗だから。 それは…屹度、私も同じだと思うから。 んん? ……。 ああ。 然うね、然うかもねぇ。 なんせ、似た者、だものね。 ……伊勢。 ん? …有難う。 ふふ、どういたしまして。 …今だけじゃない。 ふむ? …あの時、お姉さまを助けて呉れて。 あの時…て、どの時? …。 んん…? …比叡さんが赤城さんを追って海に飛び込んだ時。 ああ、あの時ね。て、なんで今?かなり昔の話よね?それ。 そもそもお礼ならあの時ちゃんとして貰ったような記憶があるんだけど。 …改めて言いたくなったの。 改めて…ねぇ。 …今まで本当に有難う、伊勢。 …。 ……私達の傍に居て呉れて。 …て、やーだ。 なんか娘を嫁にやるような気持ちになっちゃうじゃない。 …。 それにそういう事は金剛と霧島にこそ、言わないとね。 ……うん。 榛名。 …うん? こちらこそ、有難う。 …え? 改めて、ね。 …お礼を言われるような事は、 してるのよ、比叡も、榛名も。 みんな、みんな、お互いにね。 …。 今、此処で。 こうして生きているのは、みんなが、居たからこそ。 だから榛名に、比叡に、みんなに、感謝を。 ………うん。 …。 …? 伊勢…? …。 どうしたの? …やだなぁ、しんみりしてきちゃったわ。 これからだって言うのにさ。 ……。 うーん、らしくない。 うん、らしくない。 …ねぇ、伊勢。 ん、なに。 日向とはどうするの? 日向? …これから。 然うねぇ、どうしようかな。 …日向とは、 ないない、それは無い。 ……けど。 でも、然うねぇ。 これからも一緒に居るとして、それが最期まで続いたとしても、それはそれ、かな。 ……。 ね、らしいでしょ? ……うん、らしいね。 はは。 ……。 榛名。 …なに。 何処に行っても、元気で。 ……伊勢も日向と元気で。 …。 …ねぇ、霧島。 …。 霧島。 ……何でしょうか。 今日は良い天気だね。 …然うですね。 良い風が吹いていて。 …ええ。 穏やかで。 …日陰に入れば昼寝にうってつけで。 そうそう。 …。 …私さ、本当に好きだったんだ。 毎年、この季節を楽しみにしてるくらいに。 改めて言わなくても知ってますから。 うん…然うだろうと思う。 冬は冬で違う楽しみがあるようですけど。 はは…。 …。 …此処の冬は本当に長かった。 出陣するの、寒くて辛かったなぁ…躰、動かなくてさ。 …比叡姉さんは特に寒がりだったので。 赤城さんの次くらい、かなぁ…。 …良い勝負だと思いますけど。 赤城さんが寒がりだとは、思わなかったなぁ…。 ……。 …でも嫌いじゃなかった。 榛名が来てから。 …。 …榛名が来てからなんでしょうね。 かなぁ…。 ……直ぐに否定しないのなら、然うなのでしょう。 …。 …。 霧島は覚えてないかも知れないけど。 …私が覚えていない? と、思うんだけど。 …一体、何の事でしょうか。 しかも、脈絡も無く。 んー…覚えてないなら、言わない方が良いかなぁ。 …。 え、と……霧島が此処に来たばかりの頃、私にひっついて離れない事があってね。 …は? や、本当にあったんだって。 ……それで。 離そうとすると…泣きそうになるものだから。 何度か一緒に寝たりもしてたんだよ。 …。 覚えてない? ……本当ですか、それ。 うん、本当。 気になるのなら金剛お姉さまに…。 …。 …いきなり、自分がこんな姿に生まれ変わって。 多分、だけど…混乱してたんだろうね。 ………然う、ですか。 思えば結局、お姉ちゃんらしい事が出来たのはそれくらいかな…。 ……。 …でもさ、霧島。 私は…こんなでも、いつまでも、貴女のお姉ちゃんだから。 何か困ったり…辛い事があったら、言って呉れると嬉しい。 私に出来る事なら、 今更、ですね。 …。 …今更、ですよ。 然うだね…然うかも知れない。 ……。 …夏の空、好きだなぁ。 ……私もです。 え、然うなの? …悪いですか。 いや、悪くはないよ。 ……。 …榛名、未だかなぁ。 ……。 …。 …そろそろだと思います。 そろそろ…。 …緊張は解れましたか。 いや…然うでもない。 こんな事、初めてだから…。 …それは榛名もです。 うん…。 ……二度目は無いですからね。 …これが最初で最後だから、あるわけがない。 ……。 ……。 ……最後に御髪を整えておきましょうか。 有難う、霧島。 …いえ。 ……。 ……。 ……ひとのこが、どんどん、居なくなっていって。 …。 …世界は、どうなるのかな。 さぁ…どうなるのでしょうね。 艦隊の頭脳でも分からない? …分かりません。 そっか…じゃあ、私なんかはもっと分からないなぁ。 ……ただ。 ただ…。 …私達は生きています。 そしてこれからも、生きていきます。 …。 …ただ、それだけの事です。 ……そっか。 …。 …霧島は残るんだっけ。 ……この島からは出ますが。 …。 …。 …手紙、書くね。 期待はしてません。 榛名が書くと思うから。 その時に私も一緒に 知ってますか。 うん? 榛名は私に手紙なんか書きませんよ。 …。 榛名、ですから。 …それはどうして? さぁ、どうしてでしょね。 その胸に手を当てて考えみたら如何ですか。 ……私が? …。 うん……分かった。 じゃあ、私が書くよ。 期待はしません。 はは…。 …。 …霧島ってさ。 榛名とはあまり似てないようで、似てるよね。 ……何処が、ですか。 頑固なところ、とか。 案外、負けず嫌いなところとか。 大丈夫じゃないのに、大丈夫だと言い張るところとか。 …。 …。 ……姉妹、ですから。 …ん? 何でもありません。 …然う? ……。 …有難う、霧島。 ……何がですか。 緊張、少し解れたような気がします。 だから、有難う。 …。 …。 …榛名を目の前にして、くれぐれも、固まってしまわぬように。 榛名に一目惚れした、あの時のように。 あぁ…。 ……比叡姉さん。 あの時は…本当に。 貴女は私の姉です。 ……え。 そして、私は貴女の妹です。 …。 私は…それを誇らしく思います。 霧島………。 …二度は、言いません。 うん…良いよ、二度目は。 ……。 …。 …そろそろ、ですね。 比叡姉さん。 うん…気合、入れて、いきます。 神様、私に鷹の翼を授けて下さい。 運命の人を見つけられるように。 …。 神様は少女に鷹の翼を授けた。 少女は運命の人を見つけた。 ……。 …。 ……。 …榛名。 …はい、金剛お姉さま。 貴女は運命のひとを見つけられましたか? …はい、私は見つけられました。 鳩の目を持っていなければ、鷹の翼も持っていない貴女が。 それでも、見つけられたのですか。 …はい、私はそれらが無くても。 いえ、初めから、私には必要無かったのです。 …どうして然う思うのですか? 何故なら。 …。 あのひとが私を見つけて呉れたからです。 そして、その手を私に差し伸べて下さった。 …貴女はその手を掴んだだけだと? ……はい。 では、そのひとが離してしまったら。 それでお仕舞いではありませんか? …然うかも知れません。 貴女はそんな脆いものにその身を任せるのですか。 ……いえ。 …。 差し伸べられた手を掴んだだけ。 初めは確かに然うだったのかも知れません。 けれど、違うのです。 …何が違うのですか。 その手を掴んで、そしてその身を引き寄せて、抱き締めた。 それは全て、私の意思によるものです。 今や、意志とさえ呼べるかも知れません。 …。 私はあのひとを愛しています。心の底から、深く。 その愛こそが、私の全てなのです。 愛は、時に。 …。 刃にもなりえます。 刃となって、相手を、そして自分すらも傷付けるのです。 …。 愛は、時に。 …。 底知れぬものとなり。 求めても求めても渇きは癒されず、飢えもまた満たされず。 酷い苦しみの中でのたうち回る事も出来ず、ただ、ただ、無情なままに。 …。 それでも貴女はその愛が全てだと。 それが全てでは無いから。 …。 然ういう一面を持っていたとしても。 愛は…あのひとが呉れた愛は、私を生かして呉れたから。 生きる理由に、なったから。 …では、貴女の愛は? 貴女の愛はあの子にとって、何になりましたか。 ……。 …。 …私には分かりません。 一生、分かる事は無いのです。 私はあのひとではないから。 …。 けれど、それでも。 あのひとにとって、私の愛が…… …。 …あのひとと成り得る為に、必要なものの一つとなったのならば。 私は… …それを時に、傲慢とも呼ぶのです。 ……。 けれど、私は。 そんな貴女を祝福しましょう。 貴女達を、誰よりも。 …。 榛名。 …はい。 おめでとう。 ……有難う御座います、金剛お姉さま。 今の貴女は…屹度、世界の誰よりも美しいでしょう。 …。 何しろ、私の自慢の妹なのだから。 …私には勿体無いです、お姉さま。 それに…私よりもあのひとの方が。 然うですね。 では、言い直しましょうか。 …。 貴女達は今、この世界で生きるどんな者よりも、美しいでしょう。 然う、互いへの愛に生きようとする貴女達は…。 ……。 …仮令、それが。 金剛お姉さま。 …はい。 私は、あのひとと、生きてゆきます。 この世界で、今を、未来を。 …。 ……どんな時も、あのひとと、一緒に。 …。 けれど、お姉さま。 私には…私達には矢張り貴女と霧島が必要なのです。 勝手な言い分だとは思っています…けれど。 分かっているわ。 …。 …良いのよ、それで。 その為に忘れないでと言ったのだから。 ……お姉さま。 …。 有難う御座います…お姉さま。 …。 私も、あのひとも、貴女の妹として生まれる事が出来た事を。 …。 ……本当、に。 Just a moment, Haruna. …。 それは未だほんの少し、早いデス。 今日の日は未だ、始まったばかりなのデスカラ。 ……お姉さま。 さぁ、そろそろ行きまショウカ。 榛名、覚悟は良いデスカ? 覚悟、ですか…? Yes、然うデス。 Because、昔からこう言うでショウ? それは棺桶に片足を突っ込むようなものだと。 …それを言うのなら人生の墓場ではありませんか? Oh、然うデシタ。 私とした事が。 ふふ…それに榛名達はひとのこではありませんから。 それも然うですネ。 けれど、敢えて問いマス。 …はい。 それでも、良いデスカ? 榛名の心は一つだけです、お姉さま。 ...Yes, I know. And, Let's go, Haruna. 然う、比叡が待ちくたびれてしまう前に。 ふふ…はい、金剛お姉さま。 ……。 ……。 …ねぇ、霧島。 ……何ですか。 榛名は… …もう直ぐ来ますよ。 ……。 …。 …もう直ぐって。 …それは金剛お姉さま次第です。 ……金剛お姉さま。 …兎に角、大人しくそのままで居て下さい。 そわそわするのも、止めて下さい。 そんな事言われても…。 …。 ……そろそろ、居た堪れなくなってきた。 …は? だって…私一人で立ってて。 後ろには皆が居て…すごい、見られているような気がして。 …姉さんが思っている以上には見ていませんよ。 ……このまま来なかったらどうしよう。 は? ……だって。 …情けない声を出さないで下さい。 …。 …あの子が来ないわけないでしょう。 今更、何を言っているんですか。 ……。 ……。 …同時に来るものだと、思っていたのに。 どうして…。 ……金剛お姉さまの御意向です。 金剛お姉さま………。 …。 ………榛名。 …。 比叡、来たわよ。 来たぞ、比叡。 …え。 伊勢、日向。 榛 振り返らないで下さい、姉さん。 で、でも…。 …良いから、そのままで。 ……霧島。 …そのままで。 ………。 …。 ……早く、見たい。 …。 …衣装合わせの時だって、見せて貰えなかった。 ずっと、我慢して…。 ……それは榛名も同じです。 …。 …もう直ぐ、です。 ……。 …榛名が姉さんの名を呼ぶ筈です。 それが合図です。 …。 その時に…。 …比叡さん。 …! ……。 …霧島。 ………。 比叡さん。 ……。 ……比叡さん。 ……。 …。 ……榛名。 …はい。 榛名…。 …榛名、参りました。 ……。 比叡さん……。 …はぁ。 気合、入れて……。 …。 ……ぁ。 …。 はる、な………? ……はい。 ……。 ……。 ………。 …え、と。 とても、素敵です…比叡さん。 …え。 素敵、です……。 あ、いや、私は……。 ……。 や、わ、わたしなんかより、は、はるなのほう、が、すごく……! …。 ……すごく、すてき、です。 …ありがとう、ございます。 でも…比叡さんの方がずっと、ずっと、素敵です。 わ、わたしは…。 ……素敵、です。 あ、はい……ありがとう、ございます。 ……。 …あの、榛名。 はい…比叡さん。 ……ほんとうに、すごく、すごく、きれい、だ。 あまりにも、きれいで……。 …。 はるな………。 …ひえいさん。 比叡、榛名。 気持ちは分かりますケド、そんな事している場合じゃないのデース。 ……おねえ、さま。 …お姉さま。 比叡、今はその手はNo、デス。 下ろしなサイ。 え、あ、いや、これは…その。 榛名、今はふたりきりでは無いデスヨ? 比叡の手を受け入れてはNo、デス。 は、はい…ごめんなさい、お姉さま。 OK。 …榛名。 ……比叡さん、未だ手が。 Hey my dear sisters! Are you ready? …。 …。 返事が無いデスネ。 比叡。 あ、は、はい…。 榛名。 …はい。 もう一度、聞きマス。 Are you ready? ……はい、お姉さま。 ……はい、金剛お姉さま。 Very well. ....Ladies and Gentlemen!! ……榛名。 ……はい。 Thank you for waiting, now they are ready! Let's begin Hiei and Haruna's wedding ceremony! Хаве ёу евер сеен ме сингинг ин тхе суншине Оне ловелы афтерноон? Ёу цан неар ме иф ёу реаллы wант то Ёу цан хеар ме цлеар претты соон Хаве ёу евер сеен ме сингинг ин тхе суншине Оне ловелы афтерноон? Синг ит лоуд со ёу цан феел фине Лет ус синг форевер анд а даы! んー……。 …。 …皆、楽しそうだなぁ。 うん…良かった。 …。 歌ったり、踊ったり…。 …。 ……榛名が戻ってきたら、私達も。 …。 榛名……ドレス姿、綺麗だったな。 …出来れば、もっと抱き締めたかった、けど。 …。 まぁ、少しは抱き締められたから……でも、な。 誓いのキスの時にほんの少しだけだし、な…。 …。 ……榛名、遅いなぁ。 霧島、いきなり連れて行っちゃうんだもんな……。 ……はぁ。 …金剛お姉さまも気付いたら居ないし。 比叡、さん。 …ん? …。 ああ、赤城さん。 あの。 はい。 …本日は、おめでとうございます。 有難う御座います、赤城さん。 …。 …。 …では、これで。 待って下さい、赤城さん。 …。 私と榛名の式に出て呉れて、こちらこそ、有難う御座います。 …いえ。 どうか、榛名にも言ってあげて呉れませんか。 今は一寸、席を外していますが。 …榛名さんに? 屹度、喜ぶと思います。 …然うでしょうか。 ええ。 ……ならばまた後で参ります。 その時はどうぞ、加賀さんと一緒に。 …。 …。 ……比叡さん。 はい。 ……有難う御座いました。 …? それは何のお礼でしょうか? …。 …。 …あの時、私が海に還っていたら。 今、こうして…あの人と共に過ごす事は出来なかった。 ……。 …あの時の事を、私は一生忘れないと思います。 屹度、忘れてはいけないのです。 …勿体無いですよ、そんなの。 勿体無い…? そんな記憶を留めているよりも、加賀さんとの思い出を増やして下さい。 これからもっと増えていくであろう、思い出を。 …おもいで。 その方がずっと、良いですよ。 ……ですが。 赤城さん。 …はい。 赤城さんが笑った顔、私は好きです。 柔らかくて。 …え。 だからもっと笑って下さい。 加賀さんと、一緒に。 …はぁ。 でも一番は榛名の笑顔ですけどね。 ……。 …なんて。 それは…惚気、でしょうか。 はい…まぁ、然うなります。 …。 …すみません、少し酔っているかも知れません。 お酒は、こんな格好なので、飲んでませんが。 比叡さんはいつも、笑っていましたね。 そして今も、笑っています。 嬉しいですから。 嬉しいと、笑うものなのですね。 赤城さんも。 …。 赤城さんも、笑っていますよ。 ……然うでしょうか。 はい、然うです。 …然うですか。 なら屹度、然うなのでしょう。 はい。 比叡さん。 何でしょう? また、改めて。 はい…その時は加賀さんも一緒に。 …屹度、然うしましょう。 ところで…その加賀さんはどちらに? …。 赤城さん…? …お酒、そんなに強くないものですから。 え…? けれど、お祝いの席だからと……。 …あぁ。 そろそろ、加賀さんの所に戻ります。 少し、心配なので。 …。 …では、また。 はい、待っています。 榛名と一緒に。 …ところで、榛名さんは何方に? それが…霧島にいきなり連れて行かれてしまって。 お蔭で私一人、残されている状態です。 金剛お姉さまも居らっしゃらないし。 霧島さんが…。 …。 …私には良く分からないのですが。 はい? その衣装、比叡さんにとても似合っていると思います。 榛名さんと並んでいると…然う、まるで一枚の絵のようで。 …。 とても…素敵だったと。 えと…有難う御座います。 …いいえ。 Ах!нинг ú ем поде сер фелиз Маис ыуе еу Ах! нãо поссо вивер Маис сем воц ê Ах! ыуем цриоу есса белеза ассим Пра мим воц ê é а раинха А деуса...о амор...... ……。 …。 ……はぁ。 …。 榛名……。 …溜息を吐きたいのはこちらの方です。 あ? …なんて歌を歌っているんですか、恥ずかしい。 ……え、と。 いつもそんな歌を聞かせているんですか、いえ、聞かせているのでしょうね。 いつも、じゃないけど……。 良いです、今更聞きたくないので。 え、と…聞いてた? 正しくは聞こえてしまった、ですが。 …。 比叡姉さん。 …だって、一人で何もする事が無いんだもの。 榛名が居て呉れたら…一緒に踊る事も出来るのに。 あの中に混じって、ですか。 楽しいと思うんだ。 まぁ、楽しいでしょうね。 姉さんの締まりの無い顔が容易に想像できます。 …ほんと、容赦無い。 ええ、これが私なので。 …それで、榛名は? もう直ぐ、来ますよ。 なんか、そればかり聞いているような気がする。 こんなに日に悠長に昼寝をしていた姉さんが悪いだけです。 …う。 お酒は…飲んでないんですね。 うん、零して滲みにでもなったら嫌だしね。 折角、金剛お姉さまに選んで頂いたものだから。 でも、食事は召し上がったんですね。 …お腹が空いて。 どうせこの先、着る機会なんて無いですよ。 風情が無いなぁ、霧島は。 風情の問題では無いと思います。 着る機会が無くても大事にしておきたいの。 然うですか。 では、然うして下さい。 霧島にだって、分かる日が来るよ。 屹度、その時も金剛お姉さまが選んで呉れる筈だから。 私は…自分で決めます。 え、なんで? そもそも、私にそんな日は来ませんから。 分からないよ、そんなの。 分かります。 決め付けてしまうのは霧島の悪い癖だよ。 自分の事でさえ、他人事のように決め付けて。 …本当の事を言っているだけです。 霧島。 兎に角、今は私の事では無く。 姉さんの恥ずかしい歌の事です。 え、それに戻るの。 恥ずかしい事、この上無かったので。 思い切り、榛名に愛の告白をしているようなものじゃないですか。 で、でも誰にも聞こえていないと思うし…霧島以外。 それにほら、皆も歌ってるし…。 愛の女神って何ですか。 う。 はぁ。 そ、然ういう歌なんだよ。 別に榛名の事を想って歌っていたわけでは… へぇ? …。 …。 ……だって。 はぁ。 踊るのは難しいかも知れませんね。 …え。 ともあれ、姉さん。 榛名はもう直ぐ来ますから。 あ…はい。 それまで私と踊っていますか。 ……え。 冗談です。 死んでも嫌です。 ちょ、死ぬくらいだったら、踊ろうよ。 嫌です。 姉さんと踊るのなら、金剛お姉さまと踊ります。 足を踏まれるのは嫌なので。 ふ、踏まないよ。 どうだか。 踏まないって。 それにしても榛名はそんな歌を聞かされて、どんな反応を……ああ、想像するのも馬鹿馬鹿しいわ。 い、いつもじゃないよ。 た、たまに…その、そんな気分の時に、少し。 恥ずかしい。 ……うぅ。 Ет ыуанд ноус не серонс риен ыуе ноус деуx Ыуе той ет мой, ембрассе-мой Ноус серонс тоуйоурс аусси амоуреуx Ецоуте, цьест мервейллеуx 日向、下手糞〜。 やかましい、こういうのは苦手なんだ。 うん、知ってる。 いつまでやるんだ、伊勢。 ん〜、日向が出来るようになるまで、かなー。 冗談じゃない。 あ、日向。 付き合っていられない。 えーーー。 ワルツだがなんだか知らないが。 踊りたければ一人で、ぐ。 やだー、日向とじゃなきゃ、やだーーー。 そもそもワルツは一人じゃ出来なーい。 は、離せ、伊勢。 苦しい。 やーだー。 そ、そんなに踊りたければ……比叡、比叡が居るだろう。 え、比叡? あそこで暇そうにしている。 比叡と 日向ってほんと、そういうの駄目だよねぇ。 お姉ちゃん、心配だわぁ。 は? 比叡の相手は一人だけでしょ? …。 いやぁ、ほんと、心配だわー。 …だが、暇そうにしてるぞ? 比叡はあれで良いの。 …。 ほら、他の子達も誘いに行かないでしょ。 あれはね、比叡と榛名が今日の主役だからなの。 それは分かっている。 ほんとに分かっているのかなー? 今日は比叡と榛名の祝言なのだから、二人が主役なのは当然の事だ。 うんうん。 が、それでどうして比叡と踊ってはいけないと言う事になるんだ。 あんなに暇そうにしているのに。 うーん、やっぱり分かってないかなーー? いい加減離れろ、伊勢。 重い。 む。 お前、また重くなったんじゃないか。 弛んでるぞ。 なんですってー? 鍛錬を怠っているからだ。 そのうち、本当に…ぐぉ。 だ、か、ら。 い、伊勢、苦しい…。 一緒に踊って、ね? い、意味が分からない、ぞ。 拒否は、受け付けておりませーん。 だ、だから、私は… はいはい、お姉ちゃんと一緒に踊りましょうね。 今日みたいな日、早々無いんだから。 比叡が… だから、比叡は駄目なの。 なんで、だ。 あのままだと今にも寝てしまいそう、だぞ。 それは、それ。 どうせ、起きるから。 比叡が駄目なら、他にも居るだろう。 兎に角、私は 日向じゃなきゃ、駄目なの。 …。 ね、日向。 …苦手なんだ、こういうのは。 うん、知ってる。 でも、日向と踊りたいの。 足、また踏まれたいのか。 今度は避ける。 いや、踏むぞ。 私は。 何よ、その変な確信。 踏まない努力をしようと言う気は無いのかね。 無い。 あーもう、可愛くないなー。 可愛くなくて、結構だ。 なりたいとも思わない。 でも、そういうとこが可愛いんだけどね。 は? 可愛い。 ……。 何、その顔。 お前の可愛いの基準はどうなっているんだ。 頭は大丈夫か。明石に見て貰った方が良いんじゃないか。 失礼ね、こんなに可愛いのに。 いっつも、ぶすたれた顔してて。 いつも、いっつも、頭の中は瑞雲ばかりで。 ぐ。 あー、可愛い可愛いー。 伊勢、重い。 この重さは妹を想う姉の心そのものだと思えー。 意味が分からん…ッ! …。 伊勢、 …ねぇ、日向。 これから、どうしよっか。 …は? これから。 比叡と榛名は晴れて結婚したし。 ……。 皆、これからそれぞれの道を歩いて行こうとしている。 …伊勢はどうするんだ。 どうしようかなぁ。 と言うか、私が聞いているんだけど。 …やりたい事をやれば良いんじゃないのか。 やりたい事…やれなかった事。 ……。 じゃあ、日向と一緒に居ようかな〜。 は、なんで然うなるんだ。 お姉ちゃんが一緒に居てやるんだ、感謝しろー。 するか。 え、酷い。 なんで私と一緒に居るんだ。 他に 居たいから。 ……。 いつかね、離れる時が来るかも知れないけど。 その時までは居たいなぁって。 ………。 なーんてね。 日向のやりたい事に私が必要無いなら、その時は 伊勢は、仕方無いな。 …え? 手が掛かる姉と言う意味だ。 えーーーーー? …たく。 少しは金剛を見習え。 いやいや、なんで然うなるのかな? 爪の垢を煎じて飲ませて貰うか。 日向だってさ、榛名程の可愛げは期待しないとしても、 比叡くらいの姉への尊敬の気持ちがあっても良いと思うんだけどー? 霧島とは気が合ったな。 いや、そっちじゃなくて。 伊勢。 何よぅ。 仕方無いから、一緒に居てやる。 ……。 いつまでかは、知らないが。 …全く、仕方無いなぁ。 伊勢には言われたくない。 …。 …。 ふふ。 じゃ、踊ろ。 待て、どうして然うなるんだ。 そりゃあ、なるでしょ。 はい、ワンツー。 だから、私に… やらなきゃ、出来るようにはならないでしょ。 伊勢、比叡が。 だから、比叡は駄目だって。 いや、こっちに来るぞ。 え。 …楽しそうで、心の底から、羨ましいです。 ……。 ……。 榛名は戻ってこないし、霧島は相変わらずだし、金剛お姉さまも何処かに行ったままだし。 …ふふ。 だったら、踊れば良いだろう。 なんだったら、伊勢に付き合って …榛名と踊りたい。 触りたい、力いっぱい、抱き締めたい…。 あはははは。 伊勢、急になんだ。 とうとう、おかしくなったのか。 早く、早く戻ってきて、榛名…。 Ун петит гар ç он, биен саге, Аураит биен воулу савойр, Цомме тоуц енфанц де сон аге, Цоммент ренцонтрер ла ф é е..... ……。 …ふふ、まるで子守唄ですね。 ……。 …優しくて、そして、とても柔らかい声をしていて。 どんな子供でも、眠ってしまいそうな…。 ……そんな事は無いですよ。 私の歌にはそんな… 少なくとも、おひとりには効果覿面。 ね? …。 ふふ…。 ……私に歌を教えて呉れたのは。 …。 ……お姉さま、なんです。 …ええ、知っていますよ。 …。 良く、聞こえてきましたから。 ……少し、恥ずかしいですね。 あら、今更ですよ…? …。 ふふ、冗談です。 私は好きだったんです、おふたりの歌を聞いているのが。 穏やかで、微笑ましくて…何より、とても仲睦まじくて。 戦中だと言う事をつい、忘れてしまいそうな……。 …。 戦を忘れてしまうなんて…艦娘としては、有るまじき事ですが。 でもそれは屹度、私だけではなかった筈…。 …。 …さぁ、これで仕上げです。 ……本当に、良いのでしょうか。 …。 …私が纏ってしまっても。 ……良いのですよ。 これはその為に、あるのですから。 ですが…。 …これは貴女の為に、用意したものなのですから。 ……。 だから、良いのです。 ……ありがとう、ございます。 いいえ…私も見てみたかったですから。 …。 …この着付けをするのは二度目ですけれど。 矢張り、良いものですね。 ……あの。 はい。 …おかしくは、無いでしょうか。 まさか。 とても綺麗ですよ。 ……でも、私は空母ではないです。 けれど、同じ大和撫子には変わりないでしょう? …。 屹度…いえ、必ずまた、見惚れてしまうと思うわ。 …。 ふふ……。 …鳳翔さん。 はい。 その…これも金剛お姉さまの計らいなのでしょうか。 さぁ? どうでしょうね…? …。 …榛名さん。 ……はい。 …本当に有難う御座いました。 …? …あの子がこれを纏えたのは。 貴女と…比叡さんが居て下さったからです。 ……そんな事は。 あの時、おふたりが居なかったから。 あの子は屹度…此処には居なかったでしょう。 …ですが、あの時は私達だけではなく、皆で。 寧ろ、私は何も出来ずに…それに、蒼龍さんがいつも傍に居て…。 けれど…闇に飲まれそうになっていたあの子を最初に見つけて呉れたのは、紛れも無く、おふたりですから。 …。 …空母(私達)だけでは、あの子を救う事は出来なかったでしょう。 ……赤城さんを救ったのは、加賀さんです。 …ええ、然うです。 それでも、あの子が来るまで…。 …。 …金剛さんや、霧島さん。それから伊勢さん、ゴーヤさんも。 本当に…感謝しても、しきれません。 ……。 だから、これは。 空母である私達からの贈りものでもあるのです。 …。 …どうぞ、受け取って下さい。 ……。 なんて…着付けをしてしまってから、言う事ではありませんね。 ……いいえ。 …。 …お心遣い、本当に有難う御座います。 こちらこそ、有難う御座います。 ……。 …さぁ、そろそろ参りましょうか。 ……はい。 それでは……。 ....Дарлинг, странге даыс аре овер, Феарс анд теарс, тхеыьре алл гоне, Тхис ис тхе веры бегиннинг, Ноw, тхе wорлд ис меант фор ёу анд ме... …ラヴ、ウィル、グロウ。 Hey、比叡。 …んお。 自分の結婚式にぼんやりしてちゃ、No、ヨ? 然うなんですけど、榛名が戻ってこないんです…。 だからってぼんやりしているのはNo、デス。 ……はい。 て、あれ…。 ん? お姉さまの、フィドル…。 久しぶりだから、指が動いて呉れるか分からないんだけどネ。 …若しかして、弾いて下さるのですか? Yes! わぁ、すごい! じゃあ、若しかしてそれで居なかったんですか? 皆で演奏した方が楽しい、デショ? 皆? 有志をネ。 有志……あ。 音楽は音を楽しむと書きマース。 良い言葉ネ。 あれは、フルート…。 それから太鼓…じゃない、ティンパニ? ヴァイオリンに…て、あれはオーボエ? アコーディオンにクラリネットにギターにトライアングルに三味線にタンバリンにリコーダー……え、ピアノ? なんでもあり、デース。 ほ、本当に何でもありですね。 と言うか、此処にこんなに楽器ありましたっけ…? 持ってきたんですヨ。 遠征のついでに、ネ。 けど、出来る娘なんて… 為せば成る、デース! お、おお…? それに上手に弾く必要なんて、無いのデス。 音を楽んで、楽しめれば、それで良いのダカラ。 …て、あれ、霧島? 霧島も勿論、参加デース。 あの子はヴィオラ、デショ? い、いつの間に…て、あ。 あれは、私のチェロ…! 良く見たらあのヴァイオリンは榛名のだし…! 勿論、比叡も参加、ネ? そんないきなり…ずっと、触ってなかったのに。 と、言うと思ったカラ、他の娘が弾きマース。 榛名のヴァイオリンもネ。 え、誰ですか、誰が私のチェロ……え、伊勢? ちょ、出来るんですか…! 問題nothing、ネ! いやいやいや、滅茶苦茶不安なんですけど…ッ! て、日向、持ち方違う、違いますから…! 私の、私のチェロが…ッ! 楽器はいまいちと言う子達はChorusで参加デース! じゃあ、出来れば伊勢と日向もコーラスの方で…! 貴女達の結婚式、デスヨ? 皆で楽しむネー! え、えぇぇ…。 比叡のチェロを弾くのは伊勢と日向では無いワ。 だから、大丈夫ヨ。 は、はぁ…。 比叡、貴女達は…然う、Sing a song。 OK? ……。 比叡? …。 比叡、聞いているノ? ……あは。 …? OKです、お姉さま。 何でもありなら、何でもしましょう! 気合!入れて! それでこそ、私の妹ネ! で、先ずは何でしょうか、お姉さま。 Love Will Grow。 え…。 たった今、貴女が口遊んでいたsongネ。 …ああ。 OK? …OK、です。 金剛お姉さま。 …。 お姉さまが…私に教えて下さった歌。 …少し、懐かしいデスネ。 …。 …。 …金剛お姉さま。 私はお姉さまには一生、敵う気がしません。 …私は比叡のお姉ちゃんデス。 だけど、 ですが。 …。 私はとっても良いお嫁さんを貰いました。 それだけは、お姉さまに負けてません。 と言うか、負ける気がしません。 …ふふ。 良いですネ、その意気デス。 はい。 これからもこの比叡、気合、入れて、行きます。 然う、榛名と、共に。 ……。 …? お姉さま…? 比叡。 はい。 やっぱり、良く似合っていますネ。 …金剛お姉さまが選んで下さったから。 No。 今のは榛名の事、デース。 え、榛名? 比叡、貴女のお嫁さんは本当に…。 榛名… 比叡さん。 ……あ。 …比叡さん。 はる、な……? 比叡さん…榛名、只今戻りました。 あ、ぁ……。 あの……やっぱり、おかしいでしょうか。 ……。 比叡さん……。 …………。 金剛お姉さま…比叡さんが。 ううん、本当に惚れっぽい妹ネー。 …。 これで何度目デスカ。 何度、一目惚れすれば気が済むネー。 全くです。 …霧島。 本当に惚れ易い姉です。 口、開けたままですし。 だらしがない。 …。 榛名、おかしくはないわ。 姉さんの反応を見れば分かるでしょ。 …霧島、それは。 ヴィオラ、だけど? …弾くの? だから此処にあるんでしょ。 それに、金剛お姉さまもフィドルを持っていらっしゃるじゃない。 まさか見えていないの。 …。 つまりは、然ういう事よ。 はるな…。 …比叡さん? はるな、それ…。 …ええ、と。 鳳翔さんが着付けをして下さいました…。 ……。 …おかしく、ないでしょうか。 …。 ……比叡さん。 あ、あの。 は、はい。 ド、ドレスも、良かったけど! し、白無垢も、大変、宜しいです…ッ! …きゃっ。 榛名、榛名…榛名ぁ……。 ひ、比叡さん、白粉が、白粉が付いてしまいますから…! ああ、やっぱり榛名は私の…いたいッ! き、霧島! 金剛お姉さま、榛名が来ました。 始めましょう。 OK。 比叡、榛名、用意は良いですネ? ひ、比叡さん、大丈夫ですか。 酷く鈍い音が…。 う、うぅ…。 Let’s play music! Love will grow. And nothing comes in the way. It's true that love is here to stay. All we have to do is face tomorrow.....! …。 …。 …ねぇ、榛名。 はい…比叡さん。 …楽しいですね。 はい…とても。 …皆も、楽しそうですね。 はい……とても。 …良かった、ですね。 はい…。 …。 …頭、大丈夫ですか。 はい…なんとか。 …もう、霧島は。 ね、榛名。 …はい。 ……しあわせ、ですね。 …はい、とても。 …。 …。 ねぇ、榛名……。 ……はい、比叡さん。 …もっと、するから。 …。 もっと、もっと…しあわせに。 …比叡さんと、一緒に。 …。 …じゃないと、榛名はなれませんから。 はい…分かっています。 …。 …ドレス姿も、白無垢姿も。 本当に、綺麗です…。 …有難う御座います、嬉しいです。 …。 …比叡さんに言って貰えるのが、一番、嬉しいです。 うん……。 …然う言えば。 うん…? …比叡さんは惚れっぽいんですよね。 え。 …と、金剛お姉さまと霧島が。 そ、然うかなぁ…。 …駄目ですよ。 …。 …榛名以外のひとに、心奪われたら。 それは、無いです。 …。 …私は、榛名だけです。 榛名だから私は…。 …榛名、だから? ……何度も、一目惚れをするんです。 …。 …。 ふふ…一目惚れなのに何度もするんですね。 …多分、これからもすると思います。 …。 ……何度も何度も、榛名だけに。 …私も、屹度。 ん…榛名。 …何度も何度も、比叡さんに恋をして。 ずっと、ずっと…比叡さんだけを愛してゆくのだと。 …。 ……榛名は、貴女に愛されて、しあわせです。 榛名…。 …比叡さん。 榛名………。 ……比叡、 少し、宜しいでしょうか。 …。 …。 遅くなって申し訳ありません。 改めまして、本日はまことにおめでとうございます。 …加賀さん。 え、と…有難う御座います。 いいえ。 お礼を言うのは此方の方です。 加賀さん、体調は大丈夫ですか。 …? …ええ、お蔭様で。 然うですか…良かったです。 …。 赤城さんの事、改めて本当に有難う御座いました。 おふたりが居なかったら、私は赤城さんと出逢う事は叶わなかったでしょう。 心より、感謝申し上げます。 …。 …。 おふたりの仕合せを心からお祈り致しています。 どうぞ、どうぞ、末永く、お仕合せに。 加賀さんも、どうか。 どうか、赤城さんとお仕合せに…。 …有難う御座います。 では、これで。 待って下さい、加賀さん。 赤城さんと一緒ではないのですか? …比叡さん? 赤城さんなら。 ……榛名さん。 …。 赤城さん…。 本日はまことにおめでとうございます。 そして、本当に、本当に有難う御座いました。 どうぞ、どうぞ、お仕合せに…。 …。 …有難う御座います、赤城さん。 赤城さんもどうぞ、加賀さんとお仕合せに…比叡さんと一緒に、お祈りしています。 有難う御座います。 …では、これで。 加賀さん。 …はい、赤城さん。 赤城さん。 加賀さん。 …。 …。 どうぞ、お元気で。 どうか、お仕合せに。 …比叡さんと榛名さんも。 どうぞ、息災で…どうか、お仕合せに。 ...Лове ин ёур еыес. И феел ин цлеар скы. Бут тхере ис онлы wиндс. Лике сигхс оф тхе еартх. Лике wеепинг еартх.... Стилл он анд он. Со тхе паин wилл блоw анд блоw. Бут И wиш алл тхе лове. Ис фрее аныдаы. Фор анёне.... ………。 Дреам ин ёур хеарт... Дреам ин ёур хеарт... И феел ин аслееп нигхт... И феел ин аслееп нигхт... Лове ин ёур еыес... Лове ин ёур еыес... И феел ин........ 『Цлеар скы....!』 …。 …。 うん。 やっぱり榛名と歌うのが、一番、楽しいや。 …榛名も比叡さんと歌うのが一番、好きです。 榛名のお蔭で、今では、霧島に音が外れていると言われなくなったし。 比叡さんは元々、外れていませんでしたよ。 いやいや、外れていたんですって。 だからやっぱり、榛名のお蔭なんです。 榛名と歌っていたから。 榛名が歌を大好きになったのは比叡さんが居たからです。 だから…。 …ん。 ……榛名は比叡さんの歌が変わらず、大好きです。 …。 比叡さんと一緒に歌うのが、大好きです。 はは。 …? 比叡さん? 歌が、溢れてくるみたいだ! きゃ。 榛名! は、はい。 榛名を想う、歌が。 心から、溢れて来るよ。 …。 私に歌を教えて呉れたのは、金剛お姉さまだったけれど。 でも、今は。 …。 今は、榛名が私に歌を教えて呉れている。 榛名が…。 然う、榛名が居るから、私の心は歌で溢れているんだ。 …。 榛名を想う、愛する、歌が。 ……榛名の心も、比叡さんを想う歌が。 貴女を想う歌が、溢れています。 ん…。 今でも貴女が私に教えて呉れているから…だから、榛名は歌えるんです。 貴女を想って、歌えるんです。 …。 …。 榛名。 比叡さん。 愛しています、榛名。 …私も愛しています、比叡さん。 …。 …。 また、歌おうか。 はい…一緒に。 Hey!比叡、榛名! 比叡姉さん、榛名。 …と。 金剛お姉さま、霧島。 ふたりだけで歌っていないノ! Wedding receptionは未だ、始まったばかりなのヨ! 放っておいたら直ぐに、ふたりだけの世界に籠るのだから。 全く。 …え、と。 ふふ…比叡さん。 比叡! 榛名。 はい、金剛お姉さま。 ええ、霧島。 霧島、Next song is called! Are you ready to play? はい、金剛お姉さま。 霧島はいつでも準備、出来ています。 榛名。 はい、比叡さん。 榛名はいつでも、いつだって大丈夫です。 Love in your eyes. I feel in clear sky. But there is only winds. Like sighs of the earth. Like weeping earth.... Still on and on. So the pain will blow and blow. But I wish all the love. Is free anyday. For anyone.... Dream in your heart. Dream in your heart. I feel in asleep night. I feel in asleep night. Love in your eyes. Love in your eyes. I feel in..... 『Clear sky.....!』 ...the last |