お。 うん? こんなの、あるんだ。 なに? そうだ。 エリス、これ買ってあげようか。 どれ? これ。 ほん? そう、本。 こんどはどんなほん? 今、あんたに教えてる言葉の。 …どっち? 昔の方、よ。 むかしの。 そう、昔の。 あたしも思い出すかもしれないし。 おもいだすの? そ、思い出すの。 忘れちゃってるのとかね。 そっか。 でも……うーん、あまり役に立たないかも。 どうして? ほとんど、教えちゃってるから。 みせて。 うん。 ……。 どうするかな、これだったらあたしが思い出して…でも、なぁ。 …ロ、ン、ト。 うん? たまごのえ。 あ、そうだ。 おもいだした? そうそう、そういや卵だった。 たまご? そう、卵。 ナディ。 うん? これ、いらない。 いらない? うん。 ま、無理して買わなくてもいいしね。 ナディにおしえてもらうから。 …。 ナディ。 …そうねぇ。 がんばって? はいはい、頑張るわよ。 …。 ま、いいや。 …ねぇ、ナディ。 うん? Quilla hina sumaq kanki. ……。 いつ、おしえてくれるの? …ああ。 そんなことも、言ったっけね。 …。 でももう、分かってるんじゃないの。 …わからないよ。 …。 ナディに、おしえてほしいの。 …どうしようかな。 …。 ……キジャ、は、月。 …キリャ、だよ。 それも…間違いじゃ、ない。 …。 けど…あたしは、これに関してはキジャの方が言いやすい。 なんでか、知らないけど。 …うん。 あんたは好きな方、使えば良い。 キジャ、がいい。 そ。 じゃ、それで。 …ん。 そもそも、文字なんてなかったのよ。 なかったの? その代わりにキープ、縄を結んでその結び目の数で記録を残してた。 けつじょう? うん、それ。 て、教えたっけ? でも、あるよ? うん? もじ。 えと、今の言葉には文字があるでしょ? うん、ある。 その文字を当てたのよ。 ……。 キープは…今となってはもう、解読出来る人はいないと言われてる。 どうして? 簡単に言えば…いなくなってしまったから。 いなくなって…? 今はもう、必要ないでしょ? 文字があるんだから。 …。 それに…昔の国が滅びた時、たくさんの人が死んでしまったから。 どうしてしんじゃったの? 殺されたから。 ころされた…。 ……。 どうして…。 ……そう。 ナディ? …奴らが持ってきた疫病。 えき…。 そのせいでたくさんの人が死んだ。 歴史を伝える者も、未来を担う者も、今を生きる者も…! ナディ、なにをいってるの…? …奴らは。 あたし達を人として見てなかった。看做しもしなかった。 然う、奴らは…あたし達の命を、塵のように…。 ナディ、ナディ。 ……だから、あたしは。 ナディ! ……え。 どうしたの。 どうしたって……。 ナディ。 …え、と、どこまで話したっけ? ……キープ、もうわかんないって。 ああ。 それは読み解ける人がいなくなって、 うん。 結局、それが伝わらなくなってしまったから。 …そうなんだ。 もしかしたら、滅んじゃった国の大事なコトが記されていて、 それを征服者たちに教えたくなかったのかもしれない。 そっか。 で、話を元に戻すけど。 昔の言葉には文字がなかった。 うん、きいた。 だから今、あんたに教えてるのは今の文字を使った昔の言葉ってわけ。 うん。 例えば、ウイニャイマルカ。 うん。 書いてみ。 わたし? そう、エリス。 いえっさ。 Huiñaymarca, うん、正解。 えへへ。 この文字は今の言葉。 でもウィニャイマルカは昔の言葉。 うん。 海の向こうから来た人間たちは昔の言葉に今の言葉を使って形に、つまりは文字にしたってわけ。 うん。 じゃ、今日はこれでおしまい。 まだ。 うん? まだ、おしえてもらってない。 …あー。 おしえて。 んー…。 ちゃんと、おしえて。 …。 …。 …ねぇ、エリス。 …。 あ、いや、近いって。 …。 そんなに近付かなくてもいいじゃない。 ナディ、すぐごまかすから。 ごまかすって。 すぐ、こんどっていうから。 …。 …こんどは、いや。 あー…。 もう、いや。 ……エリス、さ。 うん。 …えと。 ほらエリス、今夜も月がきれい… …。 …ごまかしてるわけじゃないって。 だから? …。 …。 ……あなた、は。 …。 月のように、美しい。 …。 ………よ。 …。 これで分かったでしょ…。 ……あなたは。 て、エリス…。 つきのように、うつくしい…。 ……。 …それ、エリスのこと? 聞くな…。 ……ききたい。 聞かなくて、よろしい…。 ん…。 つか、自分で言うな…。 …だから、ナディにおしえてほしかったの。 ……。 ……。 …ああもう、恥ずかしい。 ……。 エリス…。 …やっと、おしえてくれた。 …。 …やっと。 ……とっくに、わかってたくせに。 ナディのくちからききたかったの…。 …それ、さっきも聞いた。 うん…。 ……あー、今夜はなんか暑いわね。 あつくないよ…? あたしは暑いんだって。 …。 ……。 …からだが? ぶ…。 …あつい? エ、エリス! …うん? と、とりあえず、離れて。 …いや。 いや、じゃなくて…。 ……わたし、は。 エリス…。 ……つき、だから。 …。 ……つきは、たいようのつまだから。 ……。 つきはたいようから、はなれないの。 …それは、いいんだけど。 いや、よくないんだけ…ど。 でも、わたしは…つきのように、きれいじゃない。 ……。 …まじょ、だから。 いつだって、ナディを…。 ……つか、エリスさ。 …なぁに。 あんたは…その、 ……。 …きれい、よ。 …。 ……きれい、だから。 ……。 …ぜんぶ。 ナディ……。 …。 …。 …ああもう、ほんっと暑いな。 ……はなれない。 分かったって…。 …ナディ、も。 離れないし、離さないわよ。 誰が今更。 …。 …。 …。 ……ああ、熱い熱い。 …えへへ。 ……ええ、と。 …。 ここも結構、高いけど。 明日からはここよりも高いところへ行くから。 …。 大丈夫、だとは思うけど。 でも、睡眠はちゃんと摂った方がいいからさ。 …。 エリス、聞いてる…? …。 エリ…わ。 ……。 …。 ……。 …エリス、ちょっと苦しいって。 …。 エリ ナディ。 うん? まってて。 え? ……。 て、エリス? なにしてんの。 …ないしょ。 じゃあ、なに探してんの。 ないしょ。 …あーそうかい。 ま、いいけ あった。 ……。 ナディ、て。 …どっちの? ひだり。 …なんでって聞いても、どうせ内緒って言われそうだし。 …。 …ほれ。 うごかさないでね。 はいはい。 …。 あ、それ。 ないしょ。 …てもう、見ちゃったんだけど。 …。 あー…はいはい。 ……。 …。 …できた。 じゃ、貸して。 …? あんたの分。 あたしだけじゃ、だめでしょ。 …。 あのねぇ、さすがに分かるって。 ほら、早く貸してみ。 …。 で、あんたの左手。 出して。 …うん。 …。 …。 …あーやっぱり苦手だなぁ、これ。 ……ぶきよう。 これの上から結ぶのって結構、難しいんだけど。 おなじだったよ? …。 ぶきようなだけ。 …。 ……まがってるね? …不器用なんだから、しょーがないでしょ。 ふふ。 ……はい、出来たわよ。 ありがとう。 お…。 …ありがとう。 ……あたしこそ、ありがと。 えへへ。 …つかこれ、なんか久しぶり。 うん…。 …ちゃんと。 ん…。 大事にしているところが、あんたらしい。 やくそく、したから。 …約束、ね。 ナディだとなくしちゃうから。 …今度こそ、置いてかれるかもなぁ。 うん、おいてく。 はは、やっぱり。 …でも、おいてかない。 おいおい、どっちだ。 …ひとりぼっちには、させない。 …。 なりたくない。 …うん。 ナディ…。 …こうして寝るのも、当たり前になった。 …。 あんたと…外ではさすがに危ないから、手を繋ぐくらいだけど。 …くらい? …。 …。 …まぁ、寒い時はくっついたりもするけど。 ん。 …。 …ナディは。 ん…? そとでは、あまりねない。 いまでも。 …。 いつも、エリスのことをまもってくれてるから。 …まぁ、外ではね。 でもやねがあると、ねるようになったね。 それは…まぁ。 …まえは、やねがあってもあまりねなかった。 ベッドで、ねなかった。 …… だから…うれしい。 …。 ……ん。 ねぇ、エリスさ…。 …うん。 好きな人が自分を好きになってくれる、くれた。 …。 そんなコトって、本当にあるんだなって。 …ナディ。 ほら、ずっと縁遠いものだと思ってたからさ…。 …でも、いまはちがうよ。 うん…本当にね。 ……。 あたしが結婚するなんてなぁ…。 あんたと逢う前のあたしが今のあたしを見たら、どう思うかな…。 …ねぇ、ナディ。 うん? したいとおもったこと、ある? 思ったこと? けっこん。 わたしいがいのだれかと。 …。 ある? ない。 …。 縁遠いものだったから。 …でも、おもうことはできるよ。 出来るかもしんないけど。 そんな余裕、なかった。 …。 人を好きになることも…つか大体、自分以外の誰かを信用するなんて…あ。 …なに? ……。 ナ エリス。 あ。 ……。 …どうしたの。 おかしかったから。 …おかしい? なにがおかしいの? あんたはそんな暇、くれなかった。 …どういうこと? 信用するとか、しないとか。 してる暇なかったってコト。 …。 表情はろくすっぽ変わらない、話しかけてもほとんど会話にならない、だから何考えてるか分からない。 こっちの言葉も、一応は喋れたけど、字はほっとんど読めなくてさ。 もっと言えばタコスの食べ方もへたくそで。 …いいたいほうだい。 ほんとのこと。 ……むぅ。 で、あたしはあたしで契約があってさ。 仕事だからと思うんだけど、違う意味でなんだか放っておけなくなってさ。 …。 気付いたら、好きになってた。 ほら、おかしいったらない。 …おかしくないよ。 おかしいのよ。 だってずっと独りでやってきて、誰かをこんなに…。 ……。 好きになるなんて…さ。 …ナディは。 …。 きづいてなかっただけ。 …自分の気持ちに、でしょ。 あんた曰く鈍感、だから。 ナディはいつだって、だれかをもとめてた。 …。 それはきっと…。 …きっと、なに。 …。 ん…? …わたしじゃなくても、よかったんだよ。 は……? わたしじゃない、だれかでも… ……。 じぶんを、あいしてくれるなら…ん。 …。 ……ナ、ディ。 だから、あんただった。 …。 あんたがあたしを好きになってくれた。 独りだったあたしを、あんたと出逢わなければ今も独りだったあたしを。 ……。 誰でもいいなんてこと、絶対にない。 思いたくない。 …ナディ。 あんたこそ、誰でもよかったの。 …。 あたしじゃない賞金稼ぎでも…んん。 …。 ……エリス。 いや…ぜったいに、いや。 …。 …ナディじゃなきゃ、いや。 だったら、言うな。 …。 …もう、言うな。 ……でも。 エリス。 ……。 …ばーか。 …ばかじゃないもん。 ばかよ。 む…。 …あたしじゃなきゃ、いやなくせに。 …。 あたしもあんたじゃなきゃいやだって、知ってて。 どうしてそんなコト、言うんだか。 ……ペドロ。 は、ペドロ? …あのひと、ナディのことすきだったんだよ。 は…? …でもナディ、どんかんだから。 ……ちょっと待って。 それ、どういう意味? …ふうふは、おとことおんな。 ……。 …そういういみだよ。 ………なんだそりゃ。 ……。 何よ、それ。 …ずっと、ナディのことばかりみてた。 やさしいめで、ずっと…。 だから、なんなのよ。 いやだったの。 …。 …いやだった。 だから… …だから、旅に出ようって? …。 エリ ナディ、わたしにいったよ。 …何を。 けっこん、してあげたらって…。 ……あ。 …ナディがいいのなら。 ナディがあのひとのものにならないなら、わたしは… …。 ……ナディが、すきだから。 エリス…。 ナディが、すきだから…だから、ナディがそれでいいなら… ごめん、エリス。 ……。 …あの時は、そんなつもりで言ったんじゃなかった。 ……ホアキンがなついてるから、て。 …。 ……。 …本気で言ったわけじゃない。 でも… ……おしえて、ナディ。 …なに。 ナディはあのひとと、けっこん、したかった…? そんなわけ、ない。 …ナディのこと、すきでも? 言ったでしょ。 ……。 あたしはあんたが好きで。 あんたは…あたしが好き、で。 もしも、ペドロがあたしを好きだとしても、あたしはペドロを…好きなわけじゃない。 …。 そりゃ、好きか嫌いかって言われたら好きだけどね。 でも、あんたに向ける気持ちと一緒なわけじゃない。 だから、ペドロと結婚なんてしたくない。 ……。 あたしは…あんたが好きだから。 あんただから、結婚しようと思った。したいと思った。 誰でもいいわけじゃ、ない。 …。 …まぁ、先延ばししたのもあたしなんだけどね。 ぐだぐだ考えてさ…。 ん…。 あたしは…あんたと結婚出来て、とても嬉しい。 ……ナディ。 だれでもいい、なんて。 そんなこと、言わないで。 …。 …言わないで、エリス。 エリスの口からそんなこと、聞きたくない。 ……。 …分かった? …おしえて、ナディ。 今度はなに…? …どんなことが、あっても。 うん。 わたしが、どんなことをしても……して、いても。 …うん。 わたしと、いっしょにいてくれる…? …。 わたしを…すきで、いてくれる…? …。 ……きらいにならないで。 …当たり前だ、ばか。 ぁ……。 どんなことがあっても? あんたがどんなことをしても? 言ったでしょ、あたしは何があってもあんたの傍にいるって。 …。 …嫌いになんか、なるか。 ほんとう…? …つかさ、あんたは誰と結婚したの? …。 誰と? …ナディ。 だったら、もっと信じて欲しいんだけど。 しんじて…? 今更何を試してるんだか、確かめてるんだか、なんだか分かんないけどさ。 それであんたが安心するなら、まぁ、それでもいいんだけど。 …。 ...Ñoqa qanta munakuni. え…? あたしは、あんたを、愛している。 ……。 …またちょっとだけ、思い出した。 ナディ……。 …何があっても、どんなことをされようと。 あたしは、あんただけを愛してる。 ……もういっかい、いって。 恥ずかしいから、いやだ。 …いって。 い、や、だ。 …それでもいいって、いったよ。 言ったけど。 いって…。 …やーだ。 ……けち。 なんだとぅ? ……ふふ。 たく、あんたは。 …キス、して。 …。 ベッドのなかでするようなのが…ほしい。 …ここはベッドの中じゃないんだけど。 ……おしえて。 ……。 ナディにあいされてるって…おしえて。 ……だから、恥ずかしいって。 ん……。 ……。 や……ゆびだけじゃ、いや…。 ……分かってる。 ナ、ディ………。 …泣き虫。 ……。 エリス…。 ナ…ん。 ……。 ん、ふ…ぁ……んん。 ……。 ……。 ……。 ……は、ぁ。 …。 やだ…もっとして…。 …もう、だーめ。 どぅ、して…? …ここはベッドの中じゃ、ないから。 ……。 続けたら、止まんなくなるに決まってる…。 …いいよ。 よくない。 …。 さっきだって…熱冷やすの、大変だったんだから。 …ひやさなくて、よかったのに。 こらこら…。 ねぇ、いいよ…。 …よくないって。 うぅ……。 …と。 ……。 エリス、そんなに強くしがみつかれたら…。 ……ばか。 …う。 ナディのばか、うすらタコス…ぅ。 …。 ……ぅぅ…。 …熱い。 ……。 …あんたの手、カラダ。 ……ナディ、の、せい。 ねだっておいて…。 …ナディのせい、なの。 …。 だから…。 ……ああ。 ぁ……。 ほんっと… …ナ…ディ…。 熱い…。 はぁ…ぁ…あ。 ……アツい。 ナディ……ナディ、ナディ……ナディ…ィ。 ……よびすぎ。 きて……。 …。 ……わたし、の……、に。 ……。 だれも…いない、から。 ……しってる。 だれも…だれ、も……だか、ら! …しってるって。 あ…ぁぁぁ…。 ………エリス。 ……。 エリス……エリス……。 ……やっ、と。 ……。 …きて……くれた……。 ん……。 …いくらか、は、慣れたと思うけど。 でも、エリスなら…いや、やっぱり油断はできないかな。 ……ナディ。 ん…? ナディ…。 …なぁに? まだ、寝てないの? ……ほん。 本? だーめ、もう寝なさい。 …なんて、いうの。 うん? …むかしの、ことば。 ああ。 本はね… …。 ないのよ。 …ないの? 文字がなかったから。 だから本って言葉もないの。 …そう、なんだ。 あんたには…つまらないかもね。 ううん…。 …。 …ほんが、なくても。 ナディがいれば…いいよ。 …なら、いいけど。 いいよ…。 …なら、嬉しいかな。 …。 さ、もう寝なさい? ……キジャ。 え…。 ヒーナ…スマック…カンキ…。 …ああ、それね。 おぼえた…。 …うん。 ナディは、インティ…。 …。 …エリスは、キジャ。 ……。 インティ、と…キジャ。 …さ、もういいでしょ。 そろそろ… うぅん…。 疲れたでしょ? …ナディのせい。 それは…そうかもしれないけど。 ……おしえてくれた、から。 …。 わたしのこと、あいしてる…て。 …あんたが、ねだるから。 じゃあ…ふたりのせい? …そうしてよ。 じゃあ、そうする…。 …素直でよろしい。 ……。 …さ、ほんとにもう寝なさい? もう、いわない…? …何を? けっこん、してあげれば…て。 …。 …もう、いわない? 冗談でも、二度と言わない。 約束する。 ……よかった。 …あんたの“相棒”はあたしだけよ、エリス。 ナディのあいぼうも…。 …もちろん、あんただけ。 ほら… ……あかい、リボン。 そう、リボン…。 …ゆびわ、もあるよ。 元々はあたしのピアスなんだけどね…。 …けっこんの、あかし。 そう…。 ……ふうふ。 仲良し…な、ね。 …うん。 ……エリス。 ナディ……。 …さ、おやすみ? う…ん……。 ……。 ……。 …やっぱり、疲れてたな。 ……。 ふぁぁ…。 あたしもちょっと、疲れたかな…。 ……ん。 …月のように、美しい…か。 ……。 ……月よりも、きれい。 ……。 月よりも、あんたの方が… ……ほんとう? ……。 ……。 …寝なさいって。 すき…。 …つか、聞かなかったことにして。 ……いや。 じゃ、忘れて…つか、忘れろ。 …いや。 ……。 ……。 ……あーあ。 …だいすき。 |