ナディ。
…あー。
ナディ。
いや、だからさぁ…。
…。
…あーもう。
先に入ってろって言ったでしょうが。
待ってたんだよ?
なら、なんか着てろって話。
どうせ、すぐ脱ぐのに?
…どうせ言うな。
ナディ、早く。
…髪、拭いてからね。
じゃあ拭いてあげる。
いーから。
ちゃんと入ってろって。
…。
ふくれても、だめ。
…けち。
はぁ?
……。
あのね、エリス。
躰を冷やすなって何度言わせるの。
だからナディがお風呂の時は中であったかくしてたよ?
つか、その格好は無防備すぎる。
いくら家の中だからって、
今はもう、賞金首じゃ
賞金首だろうが、なかろうが、そんなのは関係ないの。
うん?
世の中には女に飢えてる狼がうようよと、
ナディのこと?
…は?
エリスに飢えてる。
……。
だから大丈夫だよ?
あのなぁ…つか、何が大丈夫なんだ。
よくじょう、した?
するか。
今更、あんたの裸見たくらいで…。
本当に?
…勘弁してよ、もう。
しない?
…早々、してられるかっての。
してもいいのに。
…。
いいよ?
あーもう、黙って待ってろ。
……。
…なに。
顔、まっか。
うるさい、黙れ。
…もう、何度も見てるくせにね?
だから、黙れっつの。
…。
…よし、と。
終わった?
あー…。
終わらない?
…まぁ。
じゃあ、早く。
…え、と。
ナディ。
あー…はいはい、分かってるわよぅ。
…。
…。
…脱がないの?
ねぇ、エリス。
やっぱり、さ…。
ん。
…なに、その手は。
脱がせてあげる。
…ぱーどぅん?
おいで?
いや、だから
おいで、ナディ。
…。
はやく。
…あー、もう。
…。
…来たわよ。
うん。
…ッ。
…冷たかった?
……エリス。
…。
あんただけのじゃないって、いつも言ってるでしょ。
…ごめんなさい。
…。
……えへへ。
…楽しい?
うん。
いつもはナディばかりだから。
……最近はそうでもない。
ばんざい?
…やっぱ自分で脱ぐ。
やりたい。
やだ。
やらせて。
いや、うぉ。
…。
……。
…脱がせちゃった。
……強引だっつの。
…。
……さ、もういいでしょ。
ベッドに入、ぅ。
…。
……エリス。
…。
…入ってからでも、出来るでしょ。
うん…。
…ほら。
ん…。
…ナディ、あったかいね。
あんたが冷えてるだけ。
…。
…あんたは元々、そんなに体温が高くないんだから。
……うん。
…もっと自分を大事にしないと、駄目。
ナディが大事にしてくれるから。
…。
…して、くれるから。
…。
…。
…あのね、エリス。
…。
あたしが出来る事なら何でもする。
でも、あんたにしか出来ない事もあるの。
…。
本当の意味であんたの躰を…
ん…。
…この子を守れるのは、あんただけ。
だから…。
…。
…もっと自分を大事にして。
ナディ…。
分かった?
…いえっさ。
…。
…ナディ。
ん…?
…それでもやっぱり好きなの。
…。
こうして、寝るの。
…エリス。
私の全部、ナディに中にいるみたいで…前からずっと、好きだったの。
……。
きっと、この子も…。
…そんなもんかねぇ。
そうだよ。
…だと、良いけど。
…。
…。
ね…さわって。
…。
ナディ。
…毎日、触ってる。
目が覚めた時も。
いいの。
…。
…いいの。
エリス…。
ちゃんと、伝わるから。
…。
…つたわる、から。
うん…。
…。
……ねぇ、エリス。
ん。
…分かる?
…分かるよ。
…。
ナディの命と…私の命。
私達の…。
……。
……ちゃんとここで生きてるよ。
そうだね…。
……。
…早く、会いたいな。
ナディ、気が早い。
だって。
…もう少し、ここにいるの。
…。
この子もいたいって。
…エリスばっかりずるい。
ずるい?
ずるい。
でも、しょうがないの。
…。
…おかあさんだから。
あたしだって
知ってる。
…。
ちゃんと知ってるって。
……やっぱりずるい。
ふふ。
何が、良いかな…。
…。
うーん…。
…。
エリスはどう?
何か良いの、思いついた?
…まだ。
どうしようかなぁ。
まぁ、焦らなくても良いんだけど。
…。
ん、なに?
んーん。
なによ、にやにやして。
なんでもない。
なんでもなくないでしょ、その顔は。
なんでもないよ?
いーや、なんでもなくない。
しつこい?
あんたがさっさと白状しないから、だ。
ん、くすぐったい…。
…ほら、さっさと白状しちゃえ?
なんでもないのに…。
…まだ言うかぁ?
ナ、ディ…。
ほぉら、エリス。
…。
…ん?
……笑う、から。
笑って?
しあわせそうに。
…。
ナディが、わらってるから…。
…エリス。
ん、ナディ…。
…ばーか。
……。
…どっちに、似てるかな。
にてる…?
…そ。
ナディだと思う。
…それはなんで?
ナディのこどもだから。
あんたの子でもあるでしょが。
当たり前。
…なら、あんたに似てるかもしんない。
うん、私にも似てるよ。
…。
…ナディと、エリスのこども。
…。
ね…?
…なんだかなぁ。
…?
なに?
まぁ、その通りなんだけどさ。
うん、エリスの言うとおり。
もう一人、あんたみたいのが増えるのかぁ。
一人でも手に負えないってのにどうしたもんだか。
…負えないの?
そ。
どうしてくれる?
…。
ね、エリス…?
…。
ん?
…。
…エリス?
……重い?
へ?
私…重い?
何言ってんの?
…。
エリ…あ。
……。
……エリス。
ごめんね…ナディ。
て、ちょっと待ってよ。
なんでそうなるの。
…負えないって、言ったから。
いや、それはそういうことじゃなくて
じゃあ、どういうこと…?
手に負えないってのは、重いという意味じゃなくて。
…。
ほら、あたしはあんたにいつも敵わないじゃない?
つまりはそーゆうことで
…。
だから、負えないと言っても本当に負えないわけじゃなくて…つか、そんな今更。
…関係ないよ。
…。
ずっと一緒にいても、いるから…“離婚”だって。
エリス!
…。
そんな言葉、あんたの口から聞きたくない。
…。
聞きたくない。
…。
エリス。
…。
…エリス。
…。
ねぇ…。
…嘘。
……は?
知ってる。
………。
ナディが私にべた惚れって事。
……嘘、泣き?
ごめんね?
………。
不貞腐れた?
…。
ナ
とりあえず、こっち向け。
…。
向いて。
…いえっさ。
……。
……これで、いい?
まだ、だめ。
…。
…まだ。
いえっさ…。
……。
……なおった?
…そんなに単純じゃない。
自分で言ったのに。
…。
言ったのにね…?
…うるさい、だまれ。
いや。
…。
だまらない。
…。
…て、言ったら?
…。
ナディは、どうするの?
…。
ナ…ん。
……。
ふ…ぁ、んん。
……。
……。
…。
…くす。
笑うな。
…。
だから、笑うなって言ってる。
これだけ?
…。
もう、いいの?
…。
うん…?
…だから、笑うなって。
だって。
だって、何よ。
かわいいから。
…。
ふてくされてるナディ。
……不貞腐れてるんじゃなくて、
いじけてる?
…。
いじけてるナディもかわいい。
…エリス。
かわいい。
…もう、いい。
いいの?
結局、あんたのペースになるだけだから。
なってる?
…。
だめ?
…あのな。
ナディ…。
……。
ふふ。
…なに。
かわいくて、わがまま。
…あんたには言われたくない。
わたしのこと、もっと欲しい?
…。
…欲しい?
もう、それは良いから。
だめ、大事なこと…。
む…。
…。
…これはもう、いいから。
や。
や、て…。
…。
エリスってば…。
…にして。
…。
ナディのものに、して。
…。
……して。
…だから。
ああ、もう…。
…その気になって。
ばかなこと、言うな…。
…欲しいって言ったのは、ナディ。
言ったけど、でも今は…。
だから、して…。
…ッ。
……ナディ。
…ま、ず。
まずいの…?
…。
でもナディのくちびるはとてもあつ、ん。
…。
ナ、ディ…。
……。
ぁ…っ。
…。
……ナディ。
これ以上は…しない。
…どこまでなら、いいの?
…。
ねぇ…。
……そういう声を出すな。
どんな声…?
…。
おしえて…。
……あんたのそういう声、は。
うん…。
頭んなか、を……。
…うん。
ちょく、せつ…くすぐら、れ、て…。
……。
エ、リ……。
……。
……。
…ナ、
だめ。
…。
…はぁ。
……ナディ。
あんただけの躰じゃ、ない。
……。
…。
…ナディは、わがまま。
……あんたに言われたくないっつの。
…。
…言われたくない。
…。
…。
……ナディ。
さ、もう寝よっか。
…。
…躰に障る、から。
……さわるほど、してない。
されてない…。
こらこら…。
…や。
この姿勢じゃ、寝辛いでしょーが…。
…まだ、眠りたくない。
“枕”、ちゃんとしてあげるから。
…。
こんなにしがみついたら…ほら。
…。
…苦しいって。
苦しくないよ。
…。
……苦しくない。
あたしたちは、そうでも。
…。
…この子は、苦しいと思うな。
そんなこと、ないよ。
…。
…ないの。
……わがままなヤツだ。
ん…。
…なんて、お互い様か。
…。
仲良し夫婦、だもんね?
…。
…ね、エリス。
ナディ、は。
…?
欲しいって、言ってくれるのに。
…。
ここのところ、ずっと…してくれない。
だからそれは…。
…どうして、してくれないの。
…。
ナディ…。
…エリス、さ。
…。
これでも結構、我慢してるのよ。
…しなくて、いいよ。
…。
しないで…。
…ここのところ。
う…。
…少し、目立ってきた。
…。
順調かどうか、分からないけど。
でも、大きくなってる…。
…だから。
大事にしたい。
…そんな気になれないってこと?
違うって。
大体、さっきだってかなり…。
…。
…。
…。
…エリス。
…。
…したくないわけ、ないでしょうが。
この子がいなければ…。
エリス。
…。
それは言ってはいけないこと。
…。
…でも、それを言わせたあたしが悪い。
ごめん。
……ナディ。
ねぇ、エリスさ。
…あ。
この子がいても、いなくても。
あんたのお腹が目立とうが、目立たなかろうが。
あたしはあんたを抱きたいって気持ちは消えない。
…。
…今だから、言うけど。
あたしはさ…。
…。
…ずっと、あんたが欲しかった。
…しってる。
て、知ってるとかゆーな。
けど…。
あたしは、それを。
…。
それをずっと、汚いって思ってた。
思うのに、止められなかった。
……。
汚いあたしを、あんたを汚す自分を消してしまいたいと、何度思ったか。
けど、出来なかった。
…ナディ。
あんたを初めて抱いてからも…それは暫く、消えなかった。
…。
そのせいで、いらない心配までさせてさ。
いらない…。
傷が、膿んで。
熱まで出して、ひどかったっけ。
……。
……なんて、さ。
ん…。
出来れば、言いたくなかったんだけどなぁ…。
ナディ…。
…ま、良いや。
あんたがあたしを…嫌いにならなければ。
…ならない。
ん、良かった…。
んん…。
ああ…甘ったるいなぁ。
…。
思えば、アレが初めてだったかも。
…はじめて?
あんたの前で熱、出したの。
…だしたこと、あるの?
うん?
私と逢う前に…。
…あるよ。
…。
風邪、ひいてね。
ナディが?
そりゃ、あたしだってさ。
ま、滅多にないけど。
…。
…あん時もやばかったっけ。
やばい…。
ま、なんとか治ったけどね。
ねぇ…。
…ん。
わたしのこと、好きだった?
うん…?
…いつから、好きだった?
いつからって…て、いきなりだな。
…でも、きっと。
ん…。
…私の方が、先。
…。
…ナディ、鈍感だから。
だから。
…む。
実際はあたしの方が先だったかもしんない。
え…。
気付かなかっただけで。
…そうは、考えらんない?
でもナディは…。
…あの施設で、あんたが創られた人間だって知った時。
…。
あたしはあんたに話さなきゃいけないと思った。
でも、話せなかった。
…うん。
言ったら、あんたがいなくなってしまうと思ったから。
あたしは…それが、怖かった。
…。
怖くて、結局言い出せなかった。
あんたが自分から言うまで。
…。
…なに、その顔。
あくまでも自分が先っ…て。
…。
…エリス。
……ナディ。
…やっぱり、自分の方が先だと思つもりだな?
……だって。
まぁ、自覚したのはあんたよりずっと後だけどね…。
…。
……さぁ、エリス。
今夜はもう、寝よ…。
…。
…今夜はしない。
けど、明日は分からない。
明後日なんか、もっと分からない。
だってあたしはいつだって…
…がまん、してる?
……ばか、先に言うな。
ふふ…。
…やっと笑ったな?
ナディはやっぱりうすらタコス。
…知ってるって。
ねぇ、キスだけして…。
うすらタコスだからなぁ…あたし。
…。
…でも、したいからするけど。
……ふふ。
集団帰属欲。
は?
いつかも言ったけれど。
人は、例外はあるでしょうけど、一人では生きていけない生き物だから。
…いきなり、何。
エリスの場合は少し、違うのでしょうけど。
だから何の話よ。
自分が人工の生命体、魔女であると言う事、それはあの子の心の中から消える事は無い。
恐らくは、一生。
……。
…まぁ、共存症と言った方が的確かも知れないわね。
貴女達の場合は。
…ブルーアイズ。
うん?
あたしの知らないところであの子に話を聞くの、止めてくんない?
今回は何も聞いて無いわよ。
今回だけじゃない。
当事者達よりも第三者の方が良く見えたりする、とは、良く言うでしょう?
…。
推察する能力は賞金稼ぎには必要不可欠なスキルだと思うけど。
今は、違う。
けれど、然うだった。
そうだけど…なんか、むかつく。
有難う。
……ほんっと、嫌な女。
貴女達が分かり易いだけ。
…。
体調、どう?
おかげさまで。
貴女のじゃないわよ。
知ってる。
あまり無理をさせては駄目よ。
言われなくても。
けど、どうして?
は、何が。
旅を暫く休む事。
理由、聞いていなかったから。
…別に。
驚いたわ。
突然、雨風凌げる家があるかどうか問われた時は。
…家、とは言ってない。
住み心地はどうかしら?
二人で暮らすには結構、良い物件だったと思うけど。
…。
オーナーは老夫婦で、気持ちの良い二人だったらしいのだけど…春先に一度に亡くなってしまうなんてね。
あの支店は二人の力で保っていたようなものだから、会社としてはそれなりの痛手だったわ。
そういう言い方、好きじゃない。
…。
人は、会社の部品じゃない。
…ええ、然うね。
失言だったわ。
…。
あの、親切な老夫婦が居る場所に戻ろうとは思わなかったのね。
あの二人ならば…
戻らない。
…まぁ、深くは聞かないわ。
それで、あの子の体調が原因?
…それは聞くのよね、あんたは。
当たりなのね?
…急ぐ旅でも無いから。
…。
落ち着いて、少し稼いでおこうかなと思っただけ。
口座、返した筈だけど。
結構、貯めていたでしょう?
…。
体調、そんなに良くないの?
…あんたさぁ。
昨日、一緒にお茶飲んで楽しそうにお喋りしてたでしょうが。
あら、嫉妬?
まさか。
詰まらなそうにしてたものね。
してない。
ふふ。
誰が、あんたなんかに。
私なんか、だからでしょう?
…。
そういうものなのね、屹度。
…ほんと、やな女。
……。
…何。
まぁ、本当に駄目だったら貴女がそんな風にしてるわけ無いし。
はぁ?
言ったでしょう?
分かり易いのよ、貴女は。
…悪かったな。
褒めてるのよ。
いつだって。
……。
今更だけれど、良かったわね。
帰る場所が出来て。
…。
うん?
あんたは例外の方みたいね。
どういう意味?
一人でやっていけそうって、意味。
……。
羨ましいなんて、全っ然、思わないけど。
…別に思われなくても良いわ。
ふん。
……。
あんた、いつ戻るの。
…え?
もう一回くらいなら、良いけど。
…?
癪だけど。
楽しそうにするから。
……。
…別に、良いけど。
本当に楽しそうに、嬉しそうにしているのは。
…。
いつだって貴女と居る時。
然う、いつだって。
…。
仲良し夫婦、とは、良く言ったものね?
……ふん。
ともあれ、今日もしっかりと働いてね。
従業員さん?
…言われなくても、やってるわよ。
支部長さま。
エリス。
なぁに?
…。
…ナディ?
……ごはん、おいしかった。
さっきも聞いたよ?
…良いじゃない、何度言っても。
ん…。
……。
ナディ、疲れてるの?
…んー。
忙しかった?
…まぁ、いつもどおり。
…。
…。
…ナディは、しばられるの、嫌いだから。
嫌い…って、言うほどじゃないと思うけど。
…でも、旅してる時とは違うから。
うん…。
……ん。
エリス…。
…して、くれるの?
……そーいう言い方、するな。
…。
してくれる…じゃない。
…うん。
……いい?
いい…けど。
……。
どこまで、してくれる…?
…どこまでって。
ナディは、心配性だから。
……。
心配、しないで…?
……難しい。
…。
…無理はさせたくない。
……そういうところ、好きだよ。
…。
でも、私はナディのものだから。
…。
……ナディのしたいように、して欲しい。
だから、してきたよ…初めての時から。
ううん、その前からも…。
…でも、足りない。
…。
……きっと、足りることなんてない。
ん…。
……ナディ。
…エリス。
あ…。
……。
…だめ。
…。
服、今夜はまだ脱いでない…。
…。
……肌、ちゃんと重ねたいから。
…。
熱、伝えたいから…あ。
……。
ナディ…。
…ごめん。
けど…。
…ぶきよう、だから。
……明日、縫っておいて。
……いえっさ。
……。
ナディ……。
……集団…欲……なんだっけ。
…?
なぁに…?
…ん、いや、なんでもない。
なにかいった…。
…。
ナディ…ん。
……。
や、だめ…。
…どうして?
おしえてくれない、から…。
…。
…なんて、いったの。
……帰る場所。
…。
あんたが、あたしの…帰る場所なんだって。
……なんだ。
あ…?
…いまさら。
……言わせておいて。
エリスのかえるばしょ…。
…エリス。
いまは、ナディがわたしのなかにいるけど…。
……。
あ、ぁ…ん。
…うるさい、ばか。
まだ、たりない…?
…だから。
……いいよ、もっとしても。
言われなくても、するけど。
…きょうは、すなおなおおかみ。
…。
ふふ…。
……あんたも、足りないだろうし。
ずるい…。
…どっちが、だ。
ナディ…が。
…あんたも十分、ずるい。
……ね、うごいて。
…。
ずっと、なかに、ん…ん。
…。
…ん。
……大丈夫?
ん、へいき…。
…。
…ナディはやっぱり、やさしいから。
今回は…そうでもない。
…でも。
…?
このこがいるから。
むりなしせいでは、しなかった。
……当たり前だ。
つか、無理な姿勢って…。
…せいじょうい?
…。
のときは、やさしい。
……。
でも、うしろからのときは…
言わんでよろしい。
つか、言うな。
…じぶんで、してるのに。
うるさい。
…でも、それもすきだから。
言うなって。
…すき。
て、こら…ん。
……。
…エリス。
……わたしのなかに、いたから。
きれいにしてあげる…。
…ばか。
あんたは汚くないって、何度言わせるつもりだ…。
…。
…ほら、良いって。
……いや。
こいつめ…。
…やん。
……。
……あばれんぼ。
あのな…て、もう良いから。
…いや、するの。
エリス…。
…する。
…。
…。
……あーもう、好きにしろ。
ん…。
…。
…コイユル、…クシ、…クントゥル…。
…。
チャスカ…オレホン……ルトゥチコイ…。
…。
…ユカ…アクリャ……アマル…。
…。
キリャ…ワマン……ロカ………。
…なに、唱えてんの。
……ないしょ。
…あ、そ。
オックロ…チュシ…ヤワル…。
……男のが、混じってる。
…。
まぁ、良いけど。
……だめ。
…どうして?
おんなのこだから。
ナディとエリスはおんなだから。
…別に良いんじゃないの。
だめ。
…はいはい、そうねぇ。
……。
けど、昔の言葉ばっかりねぇ…。
…。
……ま、良いけど。
…ロント。
……。
ロント…。
……決まった?
…。
ん…?
…ないしょ。
あーそうかい…。
…でも、ひとつだけ。
ん…。
…ちゃんと、ナディもかんがえておいて。
エリスが…
…だめ。
……はいはい、分かったわよ。
…。
だけど、さ。
…。
あたしは…あんたが気に入ったのが良いな。
…。
だから…。
…ひとつじゃ、ないから。
え…。
…。
…それって。
……だから、かんがえておいて。
…。
…。
……うん、わかった。
わかったよ、エリス…。
うん…。
L a C o d e p e n d e n c i a
…でもね、エリス。
うん…?
あんたが元気で…この子も元気、で。
…。
…それで初めて繋がる話だってこと、あんたも忘れないで。
…。
いい…エリス?
……いえっさ、ナディ。
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